院長の整体新書 – 整体ブログ –

小児や子供の手足・背骨の痛みについて

  • カイロプラクティック

子供の頃は、「病院へ行くかどうか」「どこの病院へ行くか」「どの先生に診てもらうか」は「親御さんの判断」になります。

この度、私自身が専門性の高い、小児・子供について再学習してきた中で「大人が知っているだけで防げる事は少なくない」と思いましたので、親御さんやお孫さんをお持ちの方、これから親になられる方々にご一読頂けたら幸いです。

尚、心配性の親御さんの不安を煽る意図はなく、正しい知識を持って頂くことで不要な心配を減らし、すべきことを明確にして頂くことを目的としています。

この記事はおよそ2分で読み終えることが出来ます。

院内で遊ぶ子供の様子

とにかくまず熱を測る!

小児や子供の場合には、関節の中に菌が入ってしまうことで起こる「化膿性関節炎」が大人よりも多く、早期に「膿」を関節から出さない後の成長障害(骨が伸びない)や変形(曲げ伸ばしに支障をきたす)に繋がるために特に注意が必要です。

「傷口から入る」のではなく、血液に運ばれて起こるので「かぜ」「おたふく」などの後に起こることもあります。

平熱にもよりますが、38.5度以上が要注意と言われています。

お子さんが自ら体温測定を行う事は難しいと思うので、なるべく正確に体温を測定するために

・同じ時間帯

・同じ環境下

で体温の推移をチェックしてあげて下さい。

「病院に行った時は熱がなくても、経過を見ていく段階で発熱する場合もあります」。

従って、「とにかく熱を測りましょう」

38.5度以上の熱がある場合(あった場合には)には直ぐに医師に伝えましょう。

レントゲンに異常がなくても油断禁物

レントゲン撮影のタイミングによっては、異常が認められない場合があります。

経過を追っていき数週間過ぎてから再検査を行うと異常が写る場合もあります。

「小児科」

「小児整形外科」

というような専門分野が存在するという事は、

「内科」

「整形外科」

だけでは網目をすり抜けてしまう症例があることを示唆しています。

最悪のケースを想定すると

「レントゲンに異常が無いから数日様子を見て下さい」

と専門外の医師に言われた場合に、その数日が問題になることもあり得ます。

「レントゲン検査で異常がなくても、前項の発熱のチェック及びお子さんの様子をしっかりと診てあげましょう」。

また、経過を見ても思わしく無い場合には小児整形外科・小児科の医師の元を受診しましょう。

・発熱もない。

・関節の内部の液体を抜いて調べても異常ない。

・血液検査も異常ない。

これらによって、「前項の“化膿性“が否定できれば経過を見てもとりあえず安心」と言われています。

子供は悪い部分を正確に訴えられない

大人同様ですが、子供の場合にはより「痛みのある部分を正確に伝えられません。」

肘を痛がっていたのに鎖骨や肩が折れていた、外れていた。

膝を痛がっていたのに股関節の炎症だった。

などのようなことがあり得ます。

肘の場合には、肩や鎖骨も。

膝の場合には股関節も。

これは、セットで検査・チェックするように習うし専門書にも書いてあります。

但し、親御さんも知っていて損はないと思います。

親御さんが、お子さんの痛がっている部分を執拗に医師に伝えることで経験の少ない医師や多忙な医師であれば見落とす可能性もあるでしょう。

また、「痛がっている部分について検索して親御さんが自己判断してしまうこと」で、より大きな問題を見逃してしまう可能性もあります。

言い方は悪いですが、症状に関しては「全てを鵜呑みにせずに、必要な情報だけ取捨選択するスキル・知識が必須」になります。

ご自分のお子さんの場合にそこまで冷静になれない方が大半だと思いますので、くれぐれも自己判断にはお気をつけ下さい。

頭・首が傾いている!?

頭・首が傾いているものを「斜頸」と言います。

0歳児で斜頸があっても1歳までに9割近くが自然に治ります。

注意して頂きたいのは、

・風邪

・おたふく風邪

・頸部リンパ節炎

などのようなものの後に、起こることがあるということです。

これを2週間以上放置してしまうと、首の関節(骨と骨の間)が癒合してしまう可能性があります。

つまり、癒合したら自然には首が動かなくなります。

従って、斜頸に気がついたら直ぐに前述の通りに専門医の診察を受けましょう。

首が硬い・動きが悪い場合

「首の動きが悪い・硬い」場合には、前述の斜頸同様に注意が必要です。

心配を煽る言い方かもしれませんが、「命に関わるような疾患の可能性もあります」。

とにかく、早く専門医の診察を受けましょう。

肘が抜けた場合(肘内障)

手を引っ張った際や寝返りによって自ら外してしまうなど、遭遇することが多いのが肘内障です。

・腕を動かさなくなる。

・腕を使わなくなる。

・動かそうとすると泣く・嫌がる。

ような症状が一般的です。

この「肘が抜けた状態」肘内障を戻すのは、さほど難しくありません。

当院でも数秒で終わりますし、説明したら素人の親御さんでも出来るでしょう。

問題は、前述の通り「肘が問題だと判断出来るかどうか」です。

数ある疾患の中から「肘内障」と決めつけるには、専門知識が必要です。

これに関しては、

・一般の整形外科

・接骨院や整骨院

でも対応可能です。

「外れていた関節を戻せば、直後から手を動かし出したり、使い出す為に効果測定は比較的簡単です」。

また、「戻す際に我々の指先を介して、“入った感触“が得られることが多いので」そちらで効果測定ができます。

こちらに関しては、しっかりと戻せば「成長後に問題になる事はありません」のでご安心下さい。

運動をしている子の痛み(成長痛)について

今時、「成長痛」という言葉自体が存在するかどうか分かりませんが、それ位に「成長期だから仕方ない」という発想では無くなってきています。

「成長期“だけど“更に、このような状態があるから起こりやすい」

というようにアプローチ可能な点に着目していくことで症状の改善を図ることができます。

成長期の運動をしている子の膝前面の痛み(オスグッド・シュラッター病)

朝起きて歩くと足裏が痛い足底筋膜炎(足底腱膜炎)と アキレス腱炎について

子供とカイロプラクティック

当院の診療スタイルの軸を成している「カイロプラクティック」の本来の目的は「脳と各器官を繋ぐ役目である“神経を正す“こと」です。

神経を正すことで、自然治癒力を高めることが本来の目的です。

神経を正す方法の1つが「背骨の矯正」であり「手足の矯正」「頭蓋骨の調整」になります。

矯正するには、「背骨・手足・頭蓋骨」の構造や働き・動き、それに伴う筋肉との関係が分からなくては正しようがありません。

また、「神経について」の見識がなくては「そもそもの目的を果たせません」。

(ただ、神経を考慮せずに背骨・手足・頭蓋骨の矯正・調整をするのはカイロプラクティックではなくて“整体“です)

私は、「小児科」「小児整形外科」で為す術がないもの、「経過観察だけのもの」に関してはカイロプラクティックが有益だと考えています。

カイロプラクティック発祥の地であるアメリカでは、

・レントゲン検査

・州によっては採血検査

が認められています。

しかし、当然ながら日本では医師以外には認められていません。

つまり、「カイロプラクティックに効果がないのではなくて」「カイロプラクティック適応かどうかの判別を医師の診察無しにすることができない」のです。

カイロプラクティックの目的は、「神経を正して自然治癒力をあげることなので」適応は多岐に渡ります。

お子さんの年齢にもよりますが、矯正の強さは「眼圧程度(自らの眼球を押しても痛くないくらいの強さ)」と言われています。

つまり、「バキバキ」「ボキボキ」というような多くの方がイメージされているのとはだいぶ異なるソフトな方法だと思います。

(何回も言いますが)理由は、骨を正すことが目的ではなくて骨を介して神経を正すこと」だからです。

是非、訴えを口にできないお子さん、まだ上手く伝えることの出来ないお子さんをお持ちの親御さんやそのご家族の方にとって何らかのお役に立てる内容であったなら嬉しいです。

矜持整骨院
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