院長の整体新書 – 整体ブログ –

寝る姿勢と歪み・腰痛や肩こりとの関係

  • カイロプラクティック

歪みは、「生活習慣」「生活様式」が反映されたものです。言い換えると「あなた独自の生活にカスタマイズされている状態」です。反面、それが限度を超えるとあなたにとっての非日常な動作や環境に対して対応が出来ずに症状の一因になります。

横になって寝る姿勢が歪みを作るのか?

私は、寝る姿勢が起きている時の姿勢・歪みに及ぼす影響は極めて少ないと考えています。なぜなら、背骨に対して頭からの重さが掛かっていないし、地面からの反力も掛かっていないからです。その様な横になって寝ている姿勢で歪んだとしても、起き上がって重力に伴い頭の重さが背骨に掛かり、地面からの反力が掛かれば補正されると思います。

朝、夜中に目覚めた際に痛いのはなぜか

それは、「体が固まっているから」です。身体は血液を介して酸素を体中に届ける代わりに二酸化炭素を受け取り、呼吸を介してそのサイクルを維持しています。二酸化炭素を運ぶのが静脈で、その血流は筋肉の収縮に依存しています。寝ている時には筋肉の収縮による血流が減る為に二酸化炭素の排出が不足します。流れが滞った部分には発痛物質が発生します。(流れが滞った川の水が腐敗していくのに近いです)だから、「長く同じ姿勢をした後」「朝の寝起き」に痛みが出ます。

寝起きに痛みが出ない状態を作るには

症状の有無に関係なく、寝ている時に血流が悪くなるのは全員同じです。だからこそ、「起きている時の血流が大事」だと考えます。元々、血流が悪い人が寝たら更に悪くなる。悪くなるから発痛物質が発生しやすくなる。だから痛い。1日の1/3は睡眠時間とも言われますが、私は起きている2/3に着目した方が努力し甲斐があるし、結果を得られるのが早いと考えます。

具体的にはどうするか

「あなたの日常仕様にカスタマイズされた現在の姿勢・歪みに変化を与えること」です。多くの方がイメージされているよりも「姿勢や歪みを変えることは簡単」です。ジム通いとか整体に通うとかそんな話では本来ありません。PCの高さを変えてみる、足を組むのを止めてみる、部屋やデスク上の配置換えをして向きを変える。日常を変えれば当然、姿勢や歪みも変わります。試行錯誤がご自分で出来る方はそれで十分です。それが煩わしい方や結果に反映されるまで継続出来ない方はジムや整体で半強制的に変える方が良いでしょう。(だからと言って、日常の見直しは避けられない)

既にご自分では変えられないステージの人もいる

「立っている時」「座っている時」「歩いている時」行動が違うのに「いつも同じ姿勢や歪み」の場合には(状況に応じて姿勢を変えるという本来の役割が果たせていない状態なので)ご自分で姿勢や歪みを変えることが出来るステージを過ぎてしまっています。もしくは姿勢を構成している骨の変形により既に変えられない状態、変えてはいけない状態です。「デスクワークの平日」「お出かけした休日」でその後の姿勢や歪みに変化がある場合にはまだ、自分で正せるステージで軽症です。

矜持整骨院
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