「左右の肩の高さが違う」のはカバンや荷物を同じ側に掛けるせい??
☑鏡を見ると肩の高さが左右で違う。
☑肩こりに明確な左右差がある。
☑四十肩や五十肩を良くしたい。
☑四十肩や五十肩になりたくない。
左右の肩の高さの違いをカバンや荷物の掛ける側や持つ側の変更によって正そうとしている方にお読み頂けたら嬉しいです。
左右の肩の高さが違う理由
・パンツの裾の長さが左右で違う。
・ウエストラインが左右で違う。
・耳の高さが左右で違う。
左右の肩の高さが違う方の大半は「肩だけの問題ではない」ありません。体をタワーマンションに例えると「地盤が足」「低層階が骨盤」「中層階が背中」「上層階が頭」になります。地盤が傾いたらマンションも傾きます。また、上層階が傾いてもその影響は中層階や低層階にも影響を来たすと思います。つまり、「左右の肩の高さが違う」場合には体全体を考慮する必要があります。従って、バックや荷物は一因に過ぎません。
肩の高さが違う方に多い歪みのパターン
①ウエスト・肩・耳の3者の高さが同側で下がって(上がって)いる。
②ウエスト・肩・耳の3者の高さに(左右の)一貫性がない。
①の場合には、歪んでから日が浅い、もしくは間違った施術やストレッチ・エクササイズ・心掛けをしていない「歪みの鮮度が高い状態」、②の場合には、歪んでから日数が経過している、もしくは間違った対策が行われている「歪みの鮮度が低い」事が推測出来ます。体には三半規管で傾きを感知し、三半規管を地面に対して水平に保持しようとする仕組みが存在します。①の場合にはその仕組みが発動していない(順応していない)ことが推測出来ます。改善に当たっても①の方が容易でシンプルに事が進みます。
バッグや荷物の掛ける側や持つ側で改善を試みるリスク
肩の高さ”だけ”が違う場合にはノーリスクですが、前述のように体全体の歪みの結果「左右の肩の高さが違う」場合にはお勧め出来ません。例えば、ウエストラインは右が上、肩も右が上だとします。この場合に「いつも左側にバッグを掛けているから」とそれを右に変えたとします。次第に、ウエストラインは右が上のままで、肩は右が下がってくる・・・歪みとしては複雑化・悪化する可能性があります。
バックや荷物の掛け方・持ち方と肩の高さの関係
一度電車の中や駅に向かう際に目の前の人の肩の高さを見てみて下さい。バッグを掛けている側が「上がっている人」「下がっている人」どちらも存在するハズです。つまり、バッグや荷物の重さや持ち方によっても異なるので、一概に改善策として適用するのは危険です。
肩の高さが違うから症状に左右差がある
肩こりを感じるメインの筋肉である僧帽筋(上部線維)は、首⇆肩甲骨に存在しています。つまり、首と肩甲骨の距離によって縮んだり・伸びたりします。首と肩甲骨の距離を左右均等にすることで”左右差は”改善します。四十肩や五十肩も「左右の肩の高さが違う」ことは一因になります。「肩甲骨-二の腕」のペアで肩関節と言い、肩の動きは両者の絶妙な共同作業によって行われています。左右の肩の高さが違う(肩甲骨の位置が違う)と二の腕との負担割合が正常な時の比率と変わってしまいます。それが原因でスジに負担が掛かる→炎症→固まる→背中に手が回らない・腕が上がらない状態になります。
左右の肩さの高さを正すには
「体のどこを正すことで、肩の高さを変えていくか」を見極めるには体全体の仕組みを理解する必要があります。また、背骨は「積み木」のようなものなので経年劣化によって積み木自体が台形の様に摩耗してしまっていると長方形を積み上げた際の様に傾きが無い綺麗な姿勢を作れないケースもあります。そうならない為にも背骨の定期的なケアは年齢や症状の有無を問わずに必要不可欠だと考えています。
四十肩・五十肩に関するその他の記事
何十年も「ほぐせば良い」と軽視されている肩こりの代表「僧帽筋」
肩こりと言えば(体感的に)99%が、僧帽筋(そうぼうきん)の硬さを指しています。僧帽筋は、他の筋肉と大きく異なる特徴を持っています。「ほぐすのが目的な方や好きな方」はそれで良いと思いますが、「吐き気...
寝る姿勢と歪み・腰痛や肩こりとの関係
歪みは、「生活習慣」「生活様式」が反映されたものです。言い換えると「あなた独自の生活にカスタマイズされている状態」です。反面、それが限度を超えるとあなたにとっての非日常な動作や環境に対して対応が出来...
手足の神経痛・しびれを引き起こす【脊柱管狭窄症やヘルニア・坐骨神経痛】について
神経痛の場合には、基本的には症状の現れている部分に問題はありません。 つまり、しびれている腕や足に手を施しても一時的な効果しか得られません。 また、神経痛やしびれがは、【痛みやこり、張り感】を引き...
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
08:00-12:00 | |||||||
16:00-21:00 |
- 水(第2, 4, 5)は午後休診
- 土は14:00まで
ご予約・お問い合わせはこちらから
03-3714-3855