知る人ぞ知る?腰の痛みの原因は腰方形筋って本当!?
ぎっくり腰の原因として最も高い知名度を誇る腸腰筋に次いで、「知る人ぞ知る」的な意味合いで語られることが多いのが腰方形筋です。腰方形筋についてご理解を深めて頂くことであなたの腰痛のお役に立てれば嬉しいです。
腰方形筋とは?
骨盤⇄腰・あばら骨の間を結ぶ、左右で1対ある筋肉です。骨盤と腰・あばら骨の間を結ぶ・繋いでいるので、両者の距離が縮めば「短縮」「強い」離れていれば「伸張」「弱い」と表現することが出来ます。
腰方形筋の硬さは姿勢・スタイルで分かる
左右で見るとウエストラインに左右差がある場合には、ウエストが高い側で相対的に「縮んでいる」「強い」ウエストが低い側であれば相対的に「伸びている」「弱い」ことが分かります。また、前後で見ると反り腰では腰方形筋が「縮んでいる」「強い」、腰が丸くなっていると「伸びている」「弱い」とも言えます。あなたが「反り腰」でウエストラインに左右差があり、その高い側に腰痛があれば腰方形筋が短縮・強いことが「あなたの腰痛の一因になっていることが姿勢・スタイルから」推測出来ます。
腰痛において腰方形筋は悪者なのか?
結論を言うと「悪者・真犯人」なケースと「ただの被害者」である両方があります。前者の場合には、腰方形筋にフォーカスして状態を変える必要があります。後者の場合には、「腰方形筋にフォーカスして状態を変えてはいけません」。例えば、会社組織において、社長の能力不足を部下が補うことで疲弊していたとします。でも、リサーチ不足なコンサルタントがそんな部下を無下に扱ったら会社はどうなるでしょうか。問題の本質を見誤ると体でも同じことが起こります。
腰方形筋の硬さについて
筋肉の硬さを診る手法を触診と言いますが、これは技術です。但し、判断に必要な情報を得る為には少しでも多角的に見た方が良い訳で、触診もその内の1つに過ぎません。危惧しているのは、「あたかも、硬さの判別が誰でも出来るような簡単なものとして捉えられがちな点」です。私は難しさを理解しているので、自分の判断や力量がダイレクトに自らの生活に直結するようにプレッシャーをかけて常にレベルアップすべく独立開院して今日に至っています。結果は治療とあなたの行動に、治療とあなたの行動は治療計画に、治療計画は医学知識に、医学知識は日々の学びに依存します。当院ではこれら一連の質向上にこだわって行動しています。
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