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産前・産後の骨盤矯正と逆子(Webster Technique)について

  • 産前・産後・生理痛・生理不順

産道との関係から骨盤のコンディションは妊娠中の方やこれから妊娠される可能性がある方、逆子の場合(Webster Technique)に非常に重要です。

また、産後の骨盤のコンディションは次回の妊娠・出産との関係も深く、こちらも非常に重要です。

また、当院でご提供しているカイロプラクティックではウェブスターテクニック(Webster Technique)という方法を用いて逆子に対してもアプローチすることが出来ます。

今回は、産前・産後の骨盤矯正と逆子についてです。

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この記事はおよそ2分で読み終えることが出来ます。

妊娠前の骨盤矯正

骨盤は、「仙骨」「腸骨」「恥骨」「坐骨」という骨から成っています。

仙骨の図

腸骨の図 恥骨の図 坐骨の図

この内、「腸骨」「恥骨」「坐骨」は成長過程で1つの骨になります。

つまり、腸骨がズレたら恥骨も坐骨もズレています。

骨盤と子宮、骨盤と卵巣は以下のような位置関係にあります。

骨盤と子宮、骨盤と卵巣の位置関係の図

そして、例えば以下のような靭帯が、骨盤と子宮を繋いでいます。

子宮を骨盤に固定している靭帯の図

これらの図を見て頂ければ一目瞭然だと思いますが、骨盤と子宮・卵巣の関係性は明白です。

つまり、簡単に言うと【骨盤がズレたら子宮・卵巣と骨盤と位置関係がズレる】ことになります。

骨盤のズレに関係する関節は3つあります。

①恥骨結合(左右の恥骨を結ぶ)

恥骨結合と仙腸関節の図

②仙腸関節(仙骨と左右の腸骨を結ぶ)

③腰仙関節(第五腰椎と仙骨を結ぶ)

体の後面から見た、仙腸関節と腰仙関節の図

これらの関節の歪みを、【骨盤がズレる】と総称しています。

難しく考えなくとも、骨盤のズレによって子宮や卵巣との位置関係がズレてしまうことが良くは無いことがお分かり頂けると思います。

従って、骨盤のコンディション(ズレ)を正すことは妊娠前の段階でも行っておくべきことになります。

産前の骨盤矯正

お産の際にはリラキシンというホルモンの働きによって、前述の3つの関節の動きが増し、産道が広がることになります。

まず先に、3つの関節のうち仙腸関節と恥骨結合について述べていきます。

これらの関節の動きは、普段は動くのかどうか賛否両論が起こる位に僅かなものです。

私は研究者ではなく臨床家であり治療家なので日常で動いているのかどうかという議論は研究者に任せておくとしても、リラキシンというホルモンによってお産時に【緩みやすい状態】なのか、【緩みにくい状態】なのかは大きな違いだと考えます。

次に、腰仙関節についてです。

こちらの関節は、仙骨が前傾したり後傾したりします。

側方から見た仙骨の前傾・後傾の図

さらにそこに左右の傾きが生じる可能性があります。

この関節の前傾・後傾もお産時には非常に重要になります。

体の後面から見た、仙腸関節と腰仙関節の図

例えば、妊娠前の段階で以下の図の部分に腰椎のヘルニアなどの問題が生じていたとします。

第5腰椎と仙骨間の椎間板にヘルニアがあった際の図

ヘルニアが生じると椎間板の中の内容物が、椎間板の外に漏れ出ることになります。

※それが近隣の神経に触れると神経痛が生じて腰ではなく足やお尻に症状がでます。

従って、その部分の椎間板の厚さが正常な椎間板と比較して薄くなります。

正常な椎間板と悪い椎間板の比較図

腰仙関節の椎間板が、薄くなってしまうことは【骨と骨の隙間が狭くなる】為に正常な部分に比べて、

☆動きが硬くなりやすい

☆逆に、動きが過剰になりやすい

ことが考えられます。

硬ければ、仙骨の前傾・後傾という動きが妨げられ、分娩時に必要な前傾・後傾が不十分になる可能性があります。

動きが過剰になれば、こちらもまた正常な仙骨の前傾・後傾という動きが妨げられ、分娩時に必要な前傾・後傾が不十分になる可能性があります。

こういった問題は、お産時に要す時間と関係があります。

腰に問題のある方は、出産前の段階で(早いに越したことはありません)この関節の状態を良くしておかなければなりません。

カイロプラクティックではこれらの関節を12通りのズレに分類し、それを各方法で個人差を加味して矯正していきます。

・視診、触診

腰の触診をしている図

・体表温度計による左右差の比較患者様の背骨両脇の温度を測定している図

・脚の長さ・向きチェック

ベッドでうつ伏せの患者様の足の長さを左右比較している

それらを総合的に判断し、

【それら12通りのズレは骨盤自体によるものなのかどうか】

を判断します。

そして、骨盤自体が起因のズレであった場合には矯正します。

骨盤は足と背骨の中間に位置しています。

また、筋肉では腕とも繋がっています。

つまり、【骨盤以外の部分が原因で骨盤がズレているだけかもしれない】のです。

その場合には骨盤に手を加えなくとも骨盤のズレは消失します。

前述の通り、骨盤の中には子宮・卵巣が存在しています。

妊娠中であれば、骨盤の中には胎児がいます。

効果的である骨盤矯正を必要のない状態の骨盤に行うことが、どういうことなのか?を私も含め骨盤矯正を提供する側と通院先や各エクササイズを選ばれる立場のあなたもよく考えるべきだと個人的には思っています。

骨盤の矯正は、

・横向き

患者様が横向きに寝て骨盤矯正を受けている図

患者様が横向きに寝て骨盤矯正を受けている図

・腹部を圧迫しないように考慮してうつ伏せ

妊婦など腹部を圧迫しない状態でうつ伏せで治療が受けられるベッドの図

で行います。

矯正音(バキバキとなる)に関しては、音の有無は結果です。

鳴らす為に行うのではなく、矯正の結果として鳴ることもあります。

カイロプラクティックの矯正は、単純な「力」で行うものではなく力学です。

イメージとしては球技と同様で、単純に力がある方がボールを遠くに飛ばせる訳では無いのと同じになります。

当院では、その質の低下を防ぎ、向上を目指す為に7年間の間、毎月関西まで勉強に行くことで「質の確保」をしています。

後述しますが、産後の疲弊している状態や骨盤が不安定な状態に用いることが可能な理由としてはこの点が挙げられます。

しかしながら、どうしても恐怖心がある方や過去に怖い想いをされた方の場合には(上の方法では鳴ることもあり得る為)下のベッドを用いて行います。

尚、効果測定は音の有無ではなく、矯正前と同様の方法で判断します。

逆子(WebsterTechnique)

逆子を基に戻す為のエクササイズや鍼灸治療などが一般的かと思いますが、カイロプラクティックにも逆子に対するテクニックが存在します。

骨盤と子宮のコンディションを整え、胎児自身が自ら頭位に戻れるような手助けを行います。

Webster Technique は、カイロプラクティックが法制化されている欧米では一般的なものです。

簡単に言うと骨盤の矯正を前述の方法で行い、子宮を骨盤に固定している組織が緩まるポイントを軽く押圧するのみです。

適応期間も他の手法よりも長く、36週前後まで改善する可能性があります。

従って、自然に戻りやすいと言われている31週までに逆子が戻らなかった方にもチャレンジする価値はあるかと考えます。

但し、【胎児自身が頭位に戻れるような手助けを行うため】子宮内のスペースが十分に確保されていないと行うことが出来ません。

例えば

・双子以上の場合

・へその緒が巻き付いている場合

・羊水が少ない場合

などの場合には、残念ながら当テクニックは使えません。

また、効果面において他の部分の治療との併用が出来ないことを予め、ご了承下さい。

尚、当院では2014年に、米国カイロプラクティックドクターによる当テクニックのセミナーを二日間受講しています。

※ウェブスターテクニック(Webster Technique)に関しては、逆子に特化したテクニック(いわば対症療法)の為に逆子が戻らなければ受けた意味が無いと私は考えます。従って、出産時までに戻らなかった場合には頂いたお代は全て返金致します。

産後の骨盤矯正(恥骨の痛み)

産後の骨盤矯正は、お産時に開いた産道が本来の状態に戻らなかった場合を考慮して行います。

近年では、なるべく早く元の体に戻れるようにする事が推奨されています。

カイロプラクティックも通常分娩の翌週から受けて頂くことが可能です。

出血があったりしても問題ありません。

特に産後1か月以内】が最良のタイミングと言われています。

前述の通り、普段は強固な骨盤の靭帯などをリラキシンなどのホルモンによって緩め、産道を広げることで出産をします。

そのホルモンは骨盤だけに働くわけではありません。

つまり、出産前後は体の関節が緩んだ状態になっています。

いつもより関節が軟らかい状態になります。

但し、1か月を目安にこのホルモンの働きが弱まる為に、この【軟らかい状態】は長くは続きません。

いつもの体に戻ってしまってからではこの時期特有の恩恵を受ける事は出来ません。

普段、ガチガチに硬い方でもこの【軟らかい状態の時期】には、普段と比べて関節の異常を正し易くなります。

従って、この時期は背中や首などの出産・骨盤に無関係な部分の状態を正す際にも好都合になります。

また、流産などによって実際には出産を経験しなかった場合にも次回以降、もしくは日常生活に備えて骨盤のコンディションを戻しておくという意味で整体・骨盤矯正が必要だと考えます。

繰り返しにはなりますが、【産後1か月は特にカイロプラクティック治療においては最適な時期】ということをご理解下さい。

また、(産婦人科でも言われますが)骨盤バンドというコルセットをつける事も重要です。

前述の通り、関節自体が緩くなっている為にコルセットで抑えてあげる事が大切なのです。

是非、治療後も骨盤バンドを着けてお帰りになられる事をお勧めします。

産後の骨盤矯正を受けるには

冒頭でお伝えしたように、骨盤のコンディションは子宮や卵巣との関係性が深いと言えます。

今回は、妊娠・出産に関係した内容でしたが女性全員にとって骨盤はとても重要なものです。

また、男性でも骨盤の中には精嚢や前立腺があり女性の子宮・卵巣のように靭帯などによって骨盤の骨と繋がっています。

つまり、性別問わず骨盤は重要な部分になります。

今回の記事が、お読み頂いたあなたにとってお役に立てるものであったら嬉しく思います。

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※ウェブスターテクニック(Webster Technique)に関しては、逆子に特化したテクニック(いわば対症療法)の為に逆子が戻らなければ受けた意味が無いと考えます。従って、出産時までに戻らなかった場合にはお代は返金致します。

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