院長の整体新書 – 整体ブログ –

肌のトラブル・ダイエットとカイロプラクティック・骨盤矯正について

  • 整体

大前提として、当院ではダイエットやスタイル・美容目的の施術は行っていません。あくまでも背骨などの関節を正したことにより関節⇆脳への神経伝達が活性化した結果として、脳⇆皮膚、脳⇆筋肉、脳⇆内臓間の新陳代謝が促されることで副次的な効果が得られるケース”も”あります。

肌荒れの一因がであるサブラクゼーションが特定出来るのか

サブラクゼーションの有無を判断するためには、以下のような機械「ナーブスコープ」を使用します。背骨両脇の温度を測る機器の図背骨両脇の温度を測る検査の図

この機械は、(下の図の丸印の部分)背骨から左右ペアで出てくる「脊髄神経」という神経の「左右の温度差」を調べるための物です。

背骨と脊髄神経の図

もちろん、左右差の無い人間など存在しません。

なので、左右差があるからダメということではありません。

背骨の両脇を首から腰まで、それで測っていくと「明らかに他の部分とは異なる部分」が分かります。

その部分では、理由はさておき「背骨から左右ペアで出ている神経の左右の温度差が著名なことを意味しています」。

カイロプラクティックでは、この部分を「サブラクゼーション」と呼びます。

なぜサブラクゼーションと肌のトラブルは関係するのか

上記の神経は、以下の図のようにそのまま横に下方に伸びて・分岐していきます。

背骨と神経の図

この問題の起こっている神経に沿って、ニキビ・吹き出物・湿疹などが出ている事を多く経験します。

このように神経に沿って異常が出る、代表的なものは帯状疱疹です。

余談ではありますが、冒頭で述べた機械の他にも視診によって肌の状態を診たり、汗腺との影響から部分的に汗をかいていないか触診することでもその部分がサブラクゼーションで間違いないかを決定付ける為に診ています。

つまり、サブラクゼーションを起こしている部分から出ている神経に沿って、ニキビ・吹き出物・湿疹などが出る可能性が高いと言えます。

サブラクゼーションを正すことが肌にも好影響

サブラクゼーションと肌の関係性については述べましたが、このサブラクゼーションを正す方法について述べたいと思います。

前述の神経を横から見ると

背骨と脊髄神経の側面図

背骨の間(上図の丸印の部分)から神経が出てきているのが分かります。

この部分で何物かに神経が圧迫されていることがサブラクゼーションの要因として考えられます。

背骨のズレが原因であればこれを矯正する事でサブラクゼーションを取り除くことになります。

カイロプラクティックでなくてはダメな理由

結論から言うと、カイロプラクティックでなくても肌のコンディションを変える方法はいくらでもあります。

代表的なもので言えば、血流を良くしたり、栄養を摂ったり、生活を見直せば良いでしょう。

つまり、整体でも鍼灸でもマッサージでも良くなるでしょう。

だから、当院でも肌の為にカイロプラクティックを提供することはありません。

但し、ニキビ・吹き出物・湿疹が同じような所に出来やすいケースではカイロプラクティックの方が適していると個人的には思います。

なぜなら、ピンポイントにサブラクゼーションを探してそれを矯正してサブラクゼーションを取り除くのがカイロプラクティックだからです。

サブラクゼーションの出ている部分とニキビ・吹き出物・湿疹が出来やすい部分が一致していた場合には、サブラクゼーションをピンポイントで取り除かねばなりませんが、それはカイロプラクティックの方が確実だし早いと考えます。

私は、カイロプラクティックで全ての問題が解決するとも何よりも優れているとも考えていません。

でも、知らないで損をしている方がいるなら一人でも多くの症状に悩んでいる方に知って頂きたいと思っています。

美容や慰安目的の施術はしないと公言している当院のブログとしては矛盾しているかもしれませんが、腰や首、背中の症状に合わせて今回お伝えしたようなお心当たりがある方は是非、参考にして頂けたら嬉しく思います。

尚、ニキビ・吹き出物・湿疹があるからサブラクゼーションがある訳ではないので自己判断でご家族やご友人同士でバキバキやったりするのは危険です(矯正が危険なのももちろん、サブラクゼーションではない部分を矯正することのリスクから)のでくれぐれもご注意下さい!

骨盤矯正で痩せるのか?

結論から述べると、痩せません。

しかし、以下の様な「スタイルが良くなる・変わることはあります」。

・ウエストが細くなる

・ヒップが上がる

・バストが上がる

しかしながら、骨盤矯正を受けただけで体重が減ったり、脂肪が減ったりすることはあり得ません。

骨盤矯正でスタイル・姿勢が変わる理由

仙骨の前傾・後傾の図

例えば、上図のように仙骨という骨が

・前傾

・後傾

します。

前傾すれば、ヒップは上がります。

後傾すれば、ヒップは下がります。

また、多くの場合には仙骨の傾きが変わると背骨の彎曲が変わるので

前傾するとバストが上がります。

後傾すればバストが下がります。

今回はあくまでも、「仙骨」という骨をメインにお伝えしていますがこういったことが起こります。

ちなみに、これらの効果は矯正を受けなくてもご自分でストレッチをして頂くだけで十分です。

問題は、

・どこの筋肉を

・どの程度

伸ばすのか??で結果が変わってしまうのでこの点にはご留意下さい。

骨盤矯正で得たスタイルは戻らないのか

もちろん、戻ります。

理由は、そのスタイルや姿勢を維持するには

・維持するための筋肉

・維持するための意識

・維持するための生活

といった条件を満たす必要があります。

つまり、「骨盤矯正」はあくまでも一つの要素であり

【骨盤矯正を受けたからスタイルが良くなる】

訳ではありません。

骨盤矯正をダイエットにも活かすなら

当然ながら骨盤は体の一部なので「どのような状態の時に」骨盤矯正をすべきなのか??

という診方が、医学的かつ専門的にあります。

「痩せたいと仰っているから骨盤矯正を」

「スタイルをよくしたいと仰っているから骨盤矯正を」

というような要望に応じて提供するものではありません。

前述のように、サブラクゼーションを考慮する必要があるからです

従って、「骨盤矯正」と一括りにしてしまうと誤解を招く恐れがあるのですが、

骨盤をはじめとした背骨の矯正(カイロプラクティッ)を受けると代謝が上がる可能性があります。

例えば、

「以前と同じ生活なのに、体重が落ちにくくなる」

これは代謝が低下してくることが要因の一つです。

体重が減らない要因は「摂取カロリーが消費カロリーよりも多いから」です。

矯正を受けて体の働きを良くすることで代謝が改善されれば、同じ生活をしていても理論上は消費カロリーが増えて痩せる可能性があります。

但し、「摂取カロリーがそれを上回っていたら」当然、痩せません。

私個人的にも、2か月で5キロ減量した経験がありますが、矯正だけではなく

・いかに命に関わらない程度に食べる量を減らせるか?

・いかに食欲を抑えるか?

が鍵になります。

逆に言うと、これが出来れば矯正を受けなくてもダイエットは出来ます。

ダイエットにおける筋トレの重要性も言われていますが(筋肉をつける重要性)、それも消費カロリーを増やす為に行われているものです。

但し、同じく「摂取カロリーが上回っていたら」当然、痩せません。

・消費カロリーを増やすか

・摂取カロリーを減らすか

・消費カロリーを増やしつつ、摂取カロリーを減らすか

この3択から選び、実行することがダイエット経験者としても重要だと認識しています。

「出ては消えていく小手先の方法論に右往左往して結局、行動に移せず、結果的に何も変わらない」

ことが多いと感じておりますので、上記3項目のように単純に考えてとにかく実行されることをお勧め致します。

あとは、痛みのせいで運動不足になられている方は体を正し、動く量が増えることで消費カロリーが上回れば痩せる可能性があります。

骨盤矯正はバキバキするの?

端的に言うと鳴る場合と鳴らない場合があります。

例えば、指を鳴らした時の事をお考え下さい。

多くの場合は、一度鳴らすとしばらくは鳴りませんよね??

これは関節という「骨と骨のつなぎ目(関節)」を動かすことで、「関節内の圧が変わり」関節液と共にある窒素ガスが弾けた音と言われています。

時間の経過と経過と共に、また窒素ガスが充満すると鳴る・・・という訳です。

つまり、

・窒素ガスが一定以上溜まっていない関節は鳴らない。

・関節の内圧に変化を来たすほど瞬間的に動かさなければ鳴らない。

ということになります。

本来は、バキバキの有無については【鳴っても鳴らなくても効果に違いは無い】程度の内容です。

しかしながら、

・バキバキでしか効果判定が出来ない方

・バキバキすることを骨盤矯正だと思っている方

も提供者の中には存在しています。

『バキバキするのは危険』

過去の体験やこのように認識されている方もいると思います。

それは事実でもあり間違いでもあります。

【鳴るハズのない状態を鳴らそうとするから危険】なだけというのが実情です。

骨盤矯正を安全に受けるには

・問診
・視診骨盤を視診している図・触診

骨盤を触診している図
・可動域検査

骨盤を動かしながら触診している図
・動作チェック

骨盤の動きを見る為に股関節を介して動かしている図
・レントゲンなどの画像検査(当院の場合は検査を他院へ依頼)

腰・骨盤のレントゲン分析後の画像

これらを用いて

「矯正を施すことがベストなのか」

「その部分に矯正を加えるべきなのか」

を判断します。

矯正をするには提供側がその可否の判断が出来なくては危険です。

骨盤付近には、下図のような神経も沢山存在しています。

こういった神経も考慮して、骨盤矯正の有無を判断していくことが必要不可欠だと考えています。

骨盤矯正についての理解を深めて頂くお役に立てたら光栄です。

腰・骨盤から出ている仙骨神経叢の図

矜持整骨院
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