院長の整体新書 – 整体ブログ –

整形外科とカイロプラクティック(Chiropractic)の違いと目的について

  • カイロプラクティック

「レントゲンを撮りましたが、特別問題ありませんでした」

首や腰の症状で整形外科を受診後に当院にいらした方でこのように仰る方は珍しくありません。

しかし現実的に、レントゲン画像を拝見すると「問題ない」訳ではないことが多々あります。

今回は、カイロプラクティック・整形外科とレントゲンについてです。

この記事は3分で読むことが出来ます。

整形外科との違い

整形「外科」は、当然ながら医師が診てくれます。

医師は日本において医療界の頂天に当たる資格であり、医師資格があれば基本的には全ての医療行為を行うことが出来ます。

例えば、医師は鍼灸師の資格が無くても鍼灸を行っても良いし、放射線技師の資格が無くてもレントゲン検査が出来ます。

しかしながら医療は分業制です。

必然的に「医師しかすることが出来ない医療行為」に特化しています。

・奇形による手術

・悪性腫瘍などの転移による手術

・手で整復することが困難な骨折や脱臼、靭帯損傷の手術

・手や機械による治療で対応可能な範囲を超えた変形や神経痛など

到底、我々が対応不可能な状態を診ることに長けています。

逆に、カイロプラクティック はアメリカをはじめ欧米では医師資格でありレントゲン検査も自ら行う場合もありますが手術はしないし整形外科とは似て非なるものです。

「同じ人間の体」を診るにあたっても両者の間には当然ながらリンクする部分と異なる部分が存在します。

どちらが良いか悪いかという話ではなく、あなたのお悩みを改善するうえでより適した方をお選びになれば良いと考えています。

その判断をする為の「違い」について述べていきます。

レントゲン検査の違い

この左側の画像は整形外科にてレントゲン検査後に

「ストレートネックだからこれは治りません。首を牽引して電気をかけましょう」

と説明を受けた状態です。

右側の画像は、同じものを私がカイロプラクティック の分析法を用いて分析したものです。

右側の画像を見て頂くと赤い線を引いた一番下の骨だけ角度がオカシイのがお分かり頂けると思います。

これをカイロプラクティックでは、第7頸椎の後方変位と判断します。

第7頸椎が後方にズレたことでその上位にある骨の配列が変わったと考える訳です。

つまり、カイロプラクティック 的には第7頸椎を矯正していけばストレートネックではなくなります。

もし、肩こりや首の痛み、手の痺れがこのストレートネックから来ているならば牽引や電気治療をする事なくこの第7頸椎を矯正するだけで改善していくことになります。

こちらは腰の画像になりますが、右が異常なしと説明を受けた画像で右側がカイロプラクティックによる分析です。

前述の通り、整形外科とカイロプラクティックのどちらが優れているのかということではありません。

「違い」をご理解ください。

このような事情から当院では、必要であれば事前のレントゲン検査を必須にさせて頂く場合やなるべくレントゲン画像を診させて頂くことを施術効果の観点からお願いしております。

その際にご希望の方には、紹介状をお渡しのうえ検査可能な院をご紹介します。

(紹介状が無いと失礼にあたる為、ご紹介させて頂く場合には一度当院で診察させて頂いてからになります)

治療の違い

当然ながら「どこが悪いのか」に基づいて「どこを正すのか」が決まります。

前項の通り、「どこが悪いのか」という診方が異なる為に治療方法も大きく異なります。

整形外科は、この場合に「首全体がストレートだから」という判断をします。

カイロプラクティックでは、この場合に「第7頸椎の後方変位だから」と判断します。

前者が首全体にアプローチすることに対して、カイロプラクティック では第7頸椎だけにアプローチします。

機械による牽引では、第7頸椎だけを引っ張ることは出来ません。

牽引する際の姿勢や角度に気を付ければ力学的には不可能ではないでしょうが、全員同じ椅子に座って患者様が特別意識せず座ったままの姿勢で体格も状態も異なる方に対して同じ重さで牽引しても第7頸椎だけを牽引することはほぼ不可能だと考えています。

レントゲン検査の信憑性

前述の通り、欧米のカイロプラクティック ではカイロの先生自らが患者様のレントゲン写真を撮ります。

自らが患者様をセットして撮影したので、撮影時の姿勢や撮影方法が分かる為に信憑性が高くなります。

立った姿勢と寝て撮った姿勢ではレントゲン画像の結果は異なります。

整形外科的な全体像をみたり、命に関わるような腫瘍の有無は姿勢によって影響を受けることはありません。

しかし、一つずつの骨を評価していくカイロプラクティックにとっては撮影時の姿勢はとても重要になります。

つまり、先程述べたように「現実的にはあのレントゲン画像だけで第7頸椎が悪いと決めつけることは出来ません」。

・どのような姿勢でレントゲン検査を受けたのか

・撮影時の姿勢は色々と修正されたうえでの状態なのか

などを患者様に確認する必要があります。

レントゲン結果が全てではない

上記のような事情からレントゲン画像を鵜呑みには出来ません。

理由は、矯正するだけでは本来の効果は出ないし危険だからです。

矯正する部分、その方法、矯正する方向、深さが満足いく効果が出るか否かの明暗を分けます。

レントゲン検査と併せて、

姿勢を外見から診たり、このような検査機器を用いて、本当にレントゲン画像と実際の状態が合致しているのかを診ていきます。

そして、触診を行います。

・レントゲン画像

・視診によるチェック

・検査機器によるチェック

・触診によるチェック

この4つを踏まえて、どこを矯正したら状態が変わり状況が好転するのか?

矯正する方向や程度はどの位なのか、どのベッドでどの方法で矯正するのが安全で効果的なのか?

を最終決定することになります。

検査が出来ても効果は出ない

当然のことながら、ここまで述べた内容は「検査」です。

検査を元に治療計画が出来上がっても、実際にそれを正せなくては一生効果は出ません。

ですが、どれだけ技術が上手くて正すことが出来ても、どこを正すべきなのかが判断出来なくてはこれも一生効果は出ません。

むしろ、効果的な矯正が出来る分だけ誤った部分の矯正によって悪化させてしまう危険があります。

骨の形、変形の程度、その方のコンディションは全員異なります。

それを正しく評価して、それを正しく戻せるのかどうか。

当院では、効果の有無を決めてしまう「質」にこだわっています。

・毎月6年間、地方まで研修に行き技術の研鑽をしています。

・常に手元に読んだことのない専門書をストックして常に「検査の質」向上のヒントを探しています。

・安全で効果的な矯正をするうえで、専用で最上級の設備を備えています。

カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは「サブラクゼーションを取り除く」行為です。

サブラクゼーションとは、カイロプラクティック用語であり

「神経の詰まり、神経の流れの滞っている状態・部分」

という意味です。

カイロプラクティックでは、「矯正」という行為によって、サブラクゼーションを取り除き【末梢神経から脊髄神経、脊髄から脳へ】と神経の信号が伝わりやすい状態を作ります。

その結果として、体の自然治癒力を高め、症状が改善することを狙いとしています。

従って、症状の有無で治療法が大きく異なる訳ではありません。

理由は、症状の改善はサブラクゼーションの消失の結果として考えているからでう。

前述の通り、様々な方法で得た「骨や関節などの体の状態」に応じた手法でサブラクゼーションを取り除くことがカイロプラクティックです。

矯正の方法も

・手を用いた矯正

専用のベッドを用いた矯正

・当院では用いていませんが、機械による矯正

があります。

「バキバキするから危険」

「バキバキしてもらうと気持ち良い」

カイロプラクティックに否定的な方は前者を、肯定的な方は後者の意見をお持ちの方が少なくありません。

ここまでお読み頂いた方はお分かりかもしれませんが

「それらは全て、カイロプラクティックの一面を切り取ったものに過ぎません」

本来であればバキバキ云々ではなく、患者様の状態を考慮したうえでサブラクゼーションを取り除く為に選択された手法が、たまたま手による矯正で、その結果としてバキバキ鳴っただけの話だと考えることができます。

ただ現実的には、今回お伝えしたようなことを体現している方のみがカイロプラクティックを提供している訳ではありません。

「カイロプラクティック」という名称や資格の有無では判断出来ないのでこの点にご留意頂くことをお勧め致します。

是非、整形外科とカイロプラクティックの違い、またカイロプラクティックに対するネガティブな印象を持たれている方やカイロプラクティックを知らない方の参考になれたら嬉しく思います。

矜持整骨院
診療時間
08:00-12:00
16:00-21:00
  • 水(第2, 4, 5)は午後休診
  • 土は14:00まで

ご予約・お問い合わせはこちらから

03-3714-3855
完全予約制