院長の整体新書 – 整体ブログ –

カイロプラクティック・整体・整骨院の“本当の違い”

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ありきたりなタイトルではありますが、当たり障りのない事を書いても意味ないので、私の経験や私見を含めて書かせて頂きます。

↓かつては実家に飾られていたハズが、いつの間にか家族がどこかにしまいこんで紛失したようで、開業時に再発行してもらった為に交付年月日が割と最近になっています。

資格習得は「登録年月日」になります。

苦労して習得してもこの扱い・・・(笑)

この記事は、約2分で読み終えることが出来ます。

国家資格免状

国家資格有無の違い

まず、接骨院・整骨院を開くには国家資格が必須です。

しかし、勤務するだけなら国家資格は不要です。

また、マッサージ師は国家資格がありますが、絶対数が少なく大半が無資格者です。

整体やカイロプラクティックには国家資格が存在しません。

従って、勇気があればあなたが数分後から整体院やカイロプラクティック院を開院して仕事にすることができます。

様々な免状や公認を謳っていることが大半ですが、国家資格ではないので公的な価値は皆無です。

国家資格があるから何なのか?

「人の体を触る仕事をするなら最低限、医療系の国家資格をとった方が良いのではないかな」

進路を相談した際に尊敬する接骨院の先生にこの様な助言を頂いたので、私は尊敬する先生と同じ国家資格を取りました。

私は後悔していませんが、現在ではあなたが通院先を探す際には国家資格の有無は正直に言うとあまり関係ないと思います。

本当は“それではいけない“のですが、理由は2点。

・国家資格を保有するメリットが私や(私達)分野の施術面においてほぼない。

・国家資格があるから「正しいことをしている」とならない。

という点です。

つまり、技能面・整合性といった面からみても資格を保有していることが皆様を安心させるような利点にはなっていないです。

もちろん、「骨や筋肉の名前も知らなければ、触っているものが骨なのか筋肉なのか分からない」というようなレベルは論外です。

「名称も知っているし、触り分けることも出来る。」

そのようなレベルでも“そうなんです“という話をしています。

「ならば個人的に補わなければ」

と考えるか

「資格があるから」

と考えるかは各々に委ねられています。

また、どの国家資格を保有していたとしても「厳密な資格の範囲内だけで行うことは現実的に不可能」だという点もあります。

※包括的な資格である「医師」は別になります。

資格で定められた範囲を超えざるを得ない点からみても一般的な整体・カイロプラクティック・整骨院で求められるような症状で国家資格の有無は大差ないと考えています。

但し、健康保険や自賠責保険などで収入を得るのならば(患者様だけでなく加入者・組合員全員の納付によって成り立っているので)遵守するのが筋ではないか?というのが私の個人的な考えです。

これは結構難しい問題なので人それぞれで、考えが違って当然だと思います。

従って、資格の有無に関わらず

「凄い先生は凄い」

と私は思っています。

整体って何??

「整体」という存在自体が実はありません。

というのも、「整体の定義が無い」からです。

従って

・カイロプラクティックでは無い。

・鍼灸でも無い。

それが「整体」という感じです。

資格も(存在しないので)不要で、定義も無い。

つまり、乱暴な言い方をすると

「何でも良い」

という実に不思議な存在が整体です。

多くの方の混乱を招いてしまうのが、「その昔に整体がカイロプラクティックの真似をしてしまった」事です。

良し悪しの話ではなくて、カイロプラクティックは定義があります。

つまり、ルールに従って行うもの。

それは、歴史の中で安全かつ効果が出る事を証明して現存しているということになります。

でも、整体には定義がありません。

ということは、「整体としての」歴史(戦績)がないし、蓄積がない。

長年続いている「各整体」にはあっても、「整体」にはない。

このような一見、説明し難い分野が整体になります。

カイロプラクティックって何??

カイロプラクティックは骨をボキボキするもの。

これには、補足が必要です。

ボキボキすることは手段の1つに過ぎません。

目的は、「神経の働きを正常化すること」になります。

簡単に言うと

幼稚園児や保育園児の際にやった「伝言ゲーム」をイメージ下さい。

大の大人がやれば、到底間違えることが無い簡単なゲームです。

体において、お題を出すのが「脳」で、伝言を伝える役目を果たすのが「神経・脊髄」、最後の回答者が「筋肉」「臓器」などです。

伝言を間違えた子を特定して教育するのがカイロプラクティックです。

教育方法において背骨を正す必要があるならば「矯正」。

矯正の中でも最適な方法を検討した結果が「バキバキ」ならば「バキバキ」。

という至ってシンプルなのがカイロプラクティックです。

つまり、「伝言を間違えた人を特定する」スキルが無いと出来ません。

ここを間違えると

①何度やっても最後の答えがお題通りにならない。

②罪をなすりつけられた子が駄々をこねる。

③飽きてきた他の子もふざけ出す。

ということになります。

カイロプラクティックに置き換えると

①治らない。

②正常だった部分を新たな異常にしてしまう。

③正常だった部分も異常に慣れてしまい「慢性化・順応する」。

この中で特に患者様に関わりが深いのが③『順応』です。

伝言ゲームの最後の回答者に該当する「筋肉」。

背骨や関節に比べて、筋肉に対する対応は簡単に思われている傾向にあります。

確かに、筋肉はトレーニングや栄養、外気温や入浴によってさえコンディションが変わり易い組織です。

但し、「良くも悪くも」という点がポイントです。

「素直だからこそ周りに左右されてしまう」

筋肉はそのような存在です。

本来なら簡単だった話が、悪い方に順応してしまったら症状は慢性化してしまいます。

なので、筋肉への対応は多くの方が思っている以上に慎重になるべきです。

腰部の筋肉1層目

1層目には1つしかない腰の筋肉も2層目になるといくつかの筋肉が存在しています。

そして、4層目には腰の骨も出てきます。

これらが目に浮かんだ上で、各筋肉の働きが分かっていないのならば「放っておく方が賢明」だと個人的には思います。

理由は、お力になれるハズの状態・症状にも関わらずそれが出来なくなってしまうことを実際に経験するからです。

カイロプラクティックは筋肉のことも含めて考えているからこそ、簡単にもみほぐすことはしないのです。

カイロプラクティックは、整体と異なり欧米諸国では「資格が存在し、(何かと話題の)WHOにも西洋医学・東洋医学と並んでカイロプラクティックは認知されています」。

日本では、業界が一枚岩になれないことが理由で無資格の道を選んだようですが、内情を知ると整体との違いがお分かり頂けるのでは無いかと思います。

整骨院って何??

整骨院は

・骨折

・脱臼

・打撲

・捻挫

・挫傷

を取り扱うことが出来る「柔道整復師」という国家資格があると開くことが出来ます。

しかし、今日ではこれらの業務は全体の(医療過疎地などで需要が多い院や地域であっても)3割程度では無いかと私の肌感覚としてはあります。

理由は簡単に言うと

・世間のニーズが変わったこと

・医療保険の使用が厳しくなったこと

の2点が挙げられます。

従って、(その時代は素人なので大体)2000年頃から「整体」「カイロプラクティック」「マッサージ」の導入を多くの院が考え出した為に多くの方にとっては見分けがつきにくいのだと思います。

問題は、「どの程度、整体やカイロプラクティック、マッサージを学んで提供しているのか?」と言う点です。

「治療手段として捉えているのか、経営手段の一つとして捉えているのか」

簡単にいうと、このようなことです。

矯正がカイロプラクティックでは無いと前述しました。

でも、例えばカイロプラクティックを例に挙げると

「矯正がカイロプラクティックだと思って提供している」

場合が少なくないのです。

理由は、しっかりと学んでいないからです。

「職場で矯正を習った」

「1dayセミナーで矯正を習った」

「友人から矯正を習った」

ここまでお読み頂いた方であれば、この何が問題なのかがお分かり頂けると思います。

※これは矯正に限らず「マッサージも同様」で、マッサージをする資格ではないので学校では一切習いません。

一番恐ろしいのは、「伝言を間違えた人を特定するスキル=異常箇所を探すスキル」が無いということは、「異常を作り出していても分からない」ということです。

方法論から入っているので“異常を探すという概念”自体が希薄。

正常と異常の違いが分からない。

だから、問題にも気がつかないし深掘りしようがない。

深掘り出来ないから相応の結果しか出ない。

最終的には、カイロプラクティックに対するネガティブな発信をされるパターンが多いです。

ゴールも道のりも分からないまま、走り出しても満足いかない結果になる可能性の方が高くなるのは明確です。

それを避ける為の医学知識やそれを基にした方法の選択であり、フィードバックを基にした微調整だと考えています。

症状に対して結果を出すことでのみ評価される仕事なので「だからどうした」という話ですが、これが現実です。

それで恩恵を受けている方もいるでしょうし、その逆もいらっしゃるでしょう。

「知っていれば違う選択をしていたのに・・・」

自分自身が患者時代にこのような経験をしたので、同じような方を1人でも減らせたら意味があると考えて書かせて頂きました。

矜持整骨院とは何なのか?

私の場合には

「柔道整復師になりたかったのではなくて、なりたいと思わせてくれた先生がたまたま柔道整復師だった」

今から10年前にその事に気がついたので現在の方針に至っています。

余談ですが、それまでの私は整形外科クリニックに勤務していたことや時代的な背景もあり

・整体とかカイロプラクティックとか意味不明。

・ハッキリ言って一緒にされたくない。

・柔道整復師はケガを診るのが仕事で、それ以外なんて邪道。

公言していたし、好き嫌いが極端なので文言を見るだけで不機嫌になっていた時期があります。

でも、実際に誰の後ろ盾も無く、患者様に対峙した際に自分の愚かさを知りました。

「ケガは求められていないし、ケガ以外は素人レベルじゃないか」

資格やプライドで患者様の症状は変わらないし、結果が出せなければ資格なんて無意味だと思いました。

私は、柔道整復師という国家資格を持っています。

柔道整復師としての本分であるケガの対応も出来ます。

カイロプラクティックもトータルで10年学んでいます。

とはいえ、立場的には柔道整復師としてもカイロプラクターとしても結局は“どっち付かずの中途半端“です。

けど、私はそれで良いと思っています。

現在進行形で(これは一生終わらないと思いますが)学んでいることがあります。

体の構造や機能、その繋がりについてです。

「Aさんには、この方法で」

「今日のBさんには、この方法で」

「Cさんには、このベクトルに力を加えて」

異常を見極める高精度のスキルがあって、手法を選択するスキルもあって、提供する手法のスキルが高ければ患者様のお力にはなれると考えています。

「1回の治療で、5個以上は新たな発見・気づきがないとダメ」

以前、尊敬する先生に言われた言葉です。

私達の仕事は、従事している人の数や店舗数という見地で見ても飽和状態です。

ただ、提供されている内容や一般的に皆様が接することの多い内容については真逆で「まだまだ手付かずに近い状態」です。

いつもその時々で最善を尽くしていますが、まだ資格習得から14年目、修行時代を含めて17年目の私には(健康ならば85歳までは最低でも現役でやるとして)成長の余地がまだ沢山残っていそうです。

変わり者なので、ありとあらゆる不安や怖さ、葛藤込みではありますが将来を考えると楽しみが上回ってしまい夜に寝付けない時があります(笑)

例えば、業界を変えたいとか独自のメソッドで一山当てたいといった突飛な考えは私には一切ありません。

私の仕事に於いて、雇用関係や師弟関係などで輪を広げる事にも必要性を見いだせていません。

前述の通り、いづれは一線を退いて別の生き方を楽しみたいという願望もないです。

高校の部活引退後や仕事で目的を失っていたトータル2年弱は月1ペースで40度の発熱を繰り返したり等、持て余すとすぐ病に倒れそうで不安というのも理由です(笑)

わがままな私にも既存のものの価値を最大限にして目の前の患者様に還元することはできること。

それが出来たらもっとやりがいは増し、日々の生活が楽しいだろうなと考えています。

それらの過程を経て、純粋に改善を望まれる患者様や私と同じような志を持ってこの業界に入った、入ろうとしている方に恥ずかしくない生き方が出来たら客観的に見た私の能力から考えても最高だと思います。

当院は、このような考えを持った人間が行なっている院です。

自分が提供していることを何と定義して良いのかも本人が分かっていないし、あまり考えたことも無く、具体的なことが書けずに申し訳ありません。

ただ、(最近薄々自覚してきたのですが)“変わり者“がやっていることなので当然ですが「何かが違う」のかもしれません(笑)

是非、今回の記事が当院の見解を深める為にはもちろんですが、整体やカイロプラクティック、整骨院の違いなどにおいてご理解頂く一助になれたら幸いです。

矜持整骨院
診療時間
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