膝の痛みの原因であるO脚と、O脚の原因である下腿外旋症候群について
当院は美容目的の施術は承っていないので、O脚だからといって施術をすることはありません。でも、膝の内側半月板損傷や膝の変形性関節症、腸脛靭帯炎(ランナー膝)等の場合には当然ながら考慮しています。
O脚とは、具体的にどんな状態か
タイプ1,太ももがすねに対して相対的に内側に捻じれている状態
タイプ2,すねが太ももに対して相対的に外側に捻じれている状態
タイプ3、両方
端的に言うと、膝が捻じれた状態を続けたことで筋肉にアンバランスが生じて、O脚になります。タイプ2を専門的?には下腿外旋症候群と言います。
自分のO脚はどのタイプなのか
あぐらをかいた際に股関節に硬さを感じるO脚であれば【タイプ1】、あぐらをかく際に股関節がノーストレスなのにO脚であれば【タイプ2】である”可能性が高い”です。注意が必要なのは、美容目的や外見目的ではなくて症状改善に繋げることや将来の膝の痛みリスクを下げることを目的とするならば、タイプ1だから股関節を開けば良い、タイプ2だからすねを内側に捻じれば良い、という単純な話では無いということです。
O脚の原因
股関節(太もも)が内側に捻じれてしまう代表例は「反り腰」、すねが外側に捻じれてしまう代表例は「足首の捻挫の後遺症」です。(もちろん、他にもあります)体は、「チェーンの一部を捻じった際にそれが波及するのと同じく連鎖的に動くもの」です。その特徴は、時にはメリットにもデメリットにもなり得ます。体を正す(O脚を変える)際には、メリットだけでデメリット面が軽視されています。デメリットを考慮して正すことの重要性が一般的には知られていないので、ここでお伝えします。
O脚は特別な事をしないと治らないのか?
現状の姿勢や歪みは今現在の生活環境の結果に過ぎないので、適切なことをすれば多くの方が思っている以上に自然に変わります。従って、程度問題ですが「自分以外の人のO脚の原因ではなくて」あなた自身のO脚の原因に対して明確なアクションを続ければ治る方も普通にいます。因みに、一方に捻じれているということは、反対に捻じる筋肉が弱くて捻じれている側に捻じる筋肉が硬いのと同じ意味です。鍵は「あなたのO脚にとって正しいことを続けること」。その時の気分や思い付きでそれを混同したら治るものも治らないので注意が必要です。
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