子供の発達におけるお困りごとについて
当院は、西洋医学を尊重しつつも(スピリチュアルなものや東洋医学は学んだことがないので当然ながら提供しておりません)、黒か白か、病気か病気でないか、の2択では分けられない状態の方を主な対象としております。今回はその中でも、子供世代の発達におけるお困りごとについてです。
子供の発達におけるお困りごとへの当院の関わり方
病気を診断するのは医師の役目、病気を治すのはあなたの役目、当院はその補助的な役割を目指しています。当院では、前述の通りに診断行為は出来ないし、しません。(また、改めてお伝えするまでもないですが)当院で100%改善するなんてあり得ないことを言うつもりはないし、出来ないことを出来ると偽って搾取するつもりもありません。でも実際にお役に立てることもあるので、ご希望の方のお力になれたら・・・というのが当院の考えです。
子供の発達におけるお困りごとへの基本的な考え方と施し方
基本的な考えとしては、脳の発育における左右差の程度を少なくする為に、脳のボトムアップ的な刺激による発育を利用して、「心から体ではなく(心身)、体から心へ(身心」と不足しがちな刺激の選別、その刺激の日常的な補い方のご指導、補う刺激の入力を実際に施す内容です。
体は触覚・圧覚・痛覚・味覚・嗅覚・聴覚・視覚・関節位置覚…などの刺激を31対の脊髄神経と12対の脳神経によって「拾い」、脳に伝えることで「自覚」し、然るべき行動へと「落とし込んで」います。ご自分の状況や状態を正確に訴えることが難しい子供の場合には、これらの感覚を「拾うのを苦手としているケースを経験します」。その期間が長くなると、「それを自覚する脳」にも病気ではなく不具合が生じる可能性が示唆され、その為に行動面での目を引く兆候が現れている可能性があります。
子供の発達面における見られがちなお困りごとの例
人によっては誤解されがちなので改めて書きます。各症状に対して「白か黒か」「病気か病気でないか」の二択しか存在しないという診方はしていません。病気に対しては薬物を含めた医師による治療が不可欠だと考えています。以下の様な症状があるから病気とか、それを当院にかかれば治るという話はしていません。
◎授業中にジッとしていられない子の片耳の聴覚に不具合があるが故に片側の聴覚が必要以上に音を拾っていたら。
◎読みが苦手な子の片目の眼球の動きが疲労しやすいが故に途中から焦点が定まらずに文字がぼやけていたら。
◎触覚の左右差や触覚自体に不具合があるが故に圧覚に対して過剰に敏感故に靴下等の圧迫感を感じていたら。
理由があってその行動になっていて、その理由に大人が気付き、それが改善可能なものだったとしたら、取り除けるように可能な限りのことをしてあげたい気持ちになるのは私だけではないハズです。
近年の子供の発育面における困りごとの増加について
社会構造や時代背景、家庭環境等に関しての因果関係について、当院はよく分かりませんし関知出来ません。「個性と考えて尊重する大切さ」や「何をもって普通とするか」についても非常に難しいテーマだと思います。当院が考えているのは、「そのようなケースの際に当院は今の立場で何が出来るのか?」という点についてなので、そのことを書いた次第です。今回の記事が、お困りごとをお抱えの親御さんにとって何かお役に立てれば嬉しく思います。
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