矜持整骨院が”矜持”を持っている点について(施術の方法と内容)
今回は、当院の施術の特徴について述べたいと思います。
大前提としてお伝えしておきたいのは、私は、自らが患者時代に感じた想いを晴らす存在に自分自身がなりたくてこの仕事・施術をしているということです。
差別化やブランディングの為に施術方法を選択することも無いし、施術にオリジナリティを出す意味も必要性も感じていません。
極論、1人1人、1回1回の施術で、私があなたのお体の状態に勝てるかどうかに過ぎないと思っています。
神様でも超能力者でもなく、ただ18年この仕事に向き合っているに過ぎない一般人なので当然、生物的に無理なものは無理です。
でも、「本当は無理ではないのに、あたかも無理なように言われている状態・症状が多い」のがこの分野です。
奇跡ではなく確実さを求めるなら、落ち度があってはダメだと私は思います。
その為に、
・お体の状態を把握するスキル。
・提供する、各手法やテクニックのスキル。
当たり前のことですが、同じ事をしても「この質・レベル」で話は大きく変わると私は考えています。
・それを上げるにはどうするべきか?
・それをコンスタントにご提供するにはどうするべきか?
これらを追及する過程・姿勢、その優先順位を遵守できるような生活の取捨選択を含めて、対面でご提供するまでを患者様に対する誠意、当院の矜持としています。
具体的な症状を例に挙げます。
例えば、膝の痛み。
西洋医学:骨や軟骨・靭帯など構造物の物理的な損傷が原因。
東洋医学:気・血流の流れが滞った結果、自然治癒力が低下して起こった。
もちろん例外はありますが、このように考えます。
西洋医学:膝自体に痛み止め・注射・手術
東洋医学:膝以外にも鍼や灸
という治療法の違いもあります。
どちらも素晴らしいと思いますが、その2つだけしか方法が無いのかというと私は違うと考えます。
膝の曲げ伸ばし時には太ももとすねの間では数度の捻れと前後の動きが生じます。
この異常が動作時の痛みを引き起こしているケースがあります。
この捻れと前後の動きを左右比較して異常が検知されたら手で正します。
その際に、「すねに対して太もも」もしくは「太ももに対してすね」どちらに問題があるのか。
太ももとすねは、それぞれ股関節と足首が動かずして動けません。
当然、そこも検査・施術対象です。
広くみると、股関節は太ももと骨盤、足首はすねと足の関節なので膝と同様に両者の相対的な動きも無視することは出来ません。
股関節が問題なら骨盤も、すねが問題なら足も、問題の可能性があると私は考えます。
それを1つずつチェック、左右比較、その連動性を評価して、その連動性が絶たれている箇所に手を施します。
そして、その効果測定をしてよければ終了、ダメならその情報を基に同等の過程を繰り返します。
痛みが出得る状態があるから痛みがある訳なので、痛みが出得る状態を変えなくては痛みの改善も望めないと考えています。
診させて頂く前に決まっていることは何もなく、全てあなたを診て、その場で仮説・検証を同時進行で行います。
ここで懸念されるのが、「場当たり的な施術」になってしまうことです。
でも、それも問題ありません。
数回診させて頂かないとなんとも言えませんが、それはカルテを追っていけば分かることです。
その為に効果測定をしている訳なので、“あなたにとって”何が根本改善につながり、何が場当たり的なのかはご予約頂いた時点でカルテを振り返って事前に頭に入れております。
※だから完全予約制にしています。
※当日予約よりも早く予約を取ることをお勧めしているのもこれが理由です。
従って、「場当たり的な施術になることはない」です。
当院では、このような考え方・流れであなたのお体を診させて頂いております。
冒頭に述べたように「落ち度」を減らすことが鍵だと考えて、今に至ります。
具体的な落ち度の例は、
・ストレッチ“して良い部分“と“してはならない部分“を混同している。
・鍛えて“良い部分“と“鍛えてはいけない“部分を混同している。
・ストレッチしてはいけない部分をマッサージしている。
・満遍なくマッサージを受けている。
などです。
これらは、「症状が無くなり、お元気になられてから行うには構いません」が、症状をよくする過程では考慮しないと“落ち度“になります。
もしあなたも私と同様に結果を望むのであれば、この点は共通認識としてお願いしたいと思います。
最後に、当院はリラクゼーションでは無くメディカル寄りの院です。
「気持ち良い」
「スッキリする」
ご提供している内容の副次的な効果で、それをご体感頂けるケースが大半ですが、それを目的にはしていません。
「症状で好きなことが出来ない」
「症状で日常に支障をきたしている」
「年齢を重ねた際に、そのようにならないように予防したい」
このようなケースでお力になれることが多いと思います。
患者様を選ぶことはしておりませんが、備えがないのに期待を抱かせてしまうのは失礼に当たると思うので書かせて頂きました。
私は2021年現在、18年目ですがこのサイクルを繰り返していけば30年、40年目には、この過程を省略しても「外見を見ただけで問題箇所、施術が必要な箇所がほぼ正しく把握できる」状況を質を落とさずに実践出来るのではないかと目論んでおります。
脆弱な土台の上に強固な物は積み上げられないので、“急がば回れ“を心掛けて今日に至ります。
正解か間違いかは分かりませんが“過程“を積み重ねることで応用力が身につき、まだまだ質を上げられる可能性が沢山あると体感していることは事実です。
冒頭に述べたように限界はありますが、私がお力になれる方に対しては取りこぼしなく確実に結果に繋げることが出来る様に心掛けております。
尚、西洋医学同様の物理的な損傷に対しては、ご紹介や損傷の修復を促すべく整形外科に準じた施術を行います。
東洋医学の自然治癒力の低下は、カイロプラクティックの哲学と重複するので、カイロプラクティックで施術します。
矜持整骨院をご理解頂くうえで、参考になれば幸いです。
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