歩いた際の股関節の痛みや靴下を履く際に足が持ち上がりずらく感じる方へ
膝や腰と並び、年齢を重ねた際に問題となりやすい股関節。股関節の加齢的な変化による症状は避けられるものも決して少なくありません。多くの方が見落としがちなポイントを含めてお伝えします。
太もも or 骨盤 どちらを正すかが明暗を分ける
ペットボトルのキャップを開ける際に、ボトルに対してキャップを動かすのか、キャップに対してボトルを動かすのか、もしくは互いに相反させるのか、3つのパターンがありますが、股関節を考える際も同じです。「骨盤に対して太ももを正すのか?」もしくは「太ももに対して骨盤を正すのか?」「両方やるのか?」これは患者様や施術提供者の得意・不得意、好き・嫌い、知っている・知らない、ではなく現状から導き出されることです。例えば、歩く際に前に出す右足は【骨盤に対して太ももを】、次に左足を前に出す際の右足は【太ももに対して骨盤を」主に動かしています。大半の方は【骨盤に対しての太ももの動きのみを股関節の動きや運動】と認識している点が見落としがちな点かと思います。
何故、適当がダメなのか?
事故以外では悪くなるのも積み重ねであり、骨盤と太ももが成す股関節に不用な負荷が一点集中で掛かり、それが常態化したら、擦れたり、衝突することで新陳代謝による修復が追い付かずに変形の要因になるからです。正しく嵌める為には前項の見極めが出来たうえで、どの筋肉を伸ばす・緩める、ほぐす、鍛える…という話に移行するべきで、硬いから…というのは腹痛に対して、癌か冷えかの見極めもせずに鎮痛剤を飲むようなものです。健康面にギャンブル性は必要ないと個人的には考えています。
何故、一般的な認知が低いのか?
理由は知りませんが、私は自らの14歳の患者時代に「若気の至りから」患者側に働き掛けた方が話が早いと考えて今に至ります。体の構造は物理・機能は科学であり、感覚では無いので人体を深く知らなくても各方の日常に置き換えれば、「なぜ⁇」がご自分で分かり、(私の分野は特に)ご自分で対応出来る範囲が存在すると考えてそれを実行しています。
加齢は原因の一因に過ぎない
科学がどうだと言いながらも、誰しも物理的な加齢には抗えず「長生きや健康寿命は一種の才能なのでは!?」と個人的には思わざるえないこともあります。但し、抗う為に出来ることは大半の方が認識されているよりも遥かにあります。それには【質を伴った量】が鍵だと考えます。長生きや健康寿命の長さの正当性を他人に押し売りするつもりはありませんし、持論を生涯貫く覚悟がお有りの方の邪魔をするつもりは皆無なのですが、貫くことよりも健康な将来を望み、それを少しでも自ら手繰り寄せたいと行動するのであれば私はその助けになり得ると思い、この記事を書きました。是非、その様な方の参考になれたら嬉しく思います。
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