同じ手指のシビレでも将来の健康寿命への影響は大違い!?神経根症と脊髄症の違いについて
「首の骨と骨の間が狭くなっていることが原因でしょう」
「首の骨が神経に触れているから、シビレているのでしょう」
大半の手指や腕のシビレは上記のような説明を受けますが、当然ながら状態は様々で、程度によっては将来的に「首のせいで歩行に支障が生じるリスク」「首のせいで泌尿器や生殖器に支障が生じるリスク」があることは、あまり一般的に知られていません。
脊髄と神経の違い
樹木でいうと、「幹が脊髄」で「枝が神経」に該当します。首の骨で形成された脊柱管という管の中に幹である脊髄が入っており、脊髄から分岐した枝にあたる神経が脊柱管から出る部分を神経根と言います。脊柱管内で起こった問題は幹による手指のシビレ、神経根部で起こった問題は枝による手指のシビレの問題と、「同じ自覚症状であっても」実は似て非なる状態なのです。
脊髄の問題は下半身にまで出得るが、神経根の問題は下半身には出ない
脊髄が害されば、害された部分以下(そこよりも足側)で最悪は麻痺や症状が、神経根であれば、害された部分よりも指先側で、麻痺や症状を起こします。大きな違いは、幹にあたる脊髄の問題は左右両方に症状として出得る、首の問題でも足や泌尿器や生殖器の症状として出得るという点です。対称的に、首の神経根の問題では、左右片側であり、下半身などに影響を及ぼすことはありません。
自覚症状からは見分けられないことが大半
最も残念なのは、脊髄症の存在を知らなかったばかりに他人の神経根症と同じだと考えて、手遅れになってしまうことです。脊髄は再生不可能(回復不可能)、神経根は程度によっては再生可能(回復可能)とされている為に、他の症状や状態と比べて特に、「なぁなぁにしない」ことが重要だと考えています。
ちなみに、当院では脊髄症の施術は出来ません。理由は、既に私の力量を超越した状態だからです。私は患者時代に感じた曖昧さに不信感を感じ、それを自ら晴らす為にこの仕事を志して今に至ります。「対応出来ないのは、単なる私の実力不足なので自業自得ですが、他人である患者様を巻き込むのは論外」だと個人的に考えております。
脊髄なのか神経根なのかは、MRIなどの画像検査と「手で診る」検査である腱反射(脚気の検査でしていたような)や筋力テストなどの組み合わせによって判断することが西洋医学では推奨されています。つまり、100%でなくとも「しっかり診ればある程度は分かる」ように体系化されているのです。
それを専門家から受けられたのか・受けられなかったのか、そして当事者としてあなたはどう向き合ったのか、正解も間違いもない人生とはいえ、このような点で後の人生は変わる可能性があります。
当たり前過ぎて書くことも憚られますが、過ぎた時間は二度と巻き戻せない、体は物を修理するのとは違うからこそ、望まれる方は避けられる事象を確実に避けて頂くことを願っております。
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