院長の整体新書 – 整体ブログ –

何十年も「ほぐせば良い」と軽視されている肩こりの代表「僧帽筋」

  • 肩こり

肩こりと言えば(体感的に)99%が、僧帽筋(そうぼうきん)の硬さを指しています。僧帽筋は、他の筋肉と大きく異なる特徴を持っています。「ほぐすのが目的な方や好きな方」はそれで良いと思いますが、「吐き気を伴う位に辛い」とか「治療をしたい」方は僧帽筋を正しくご理解頂くことが望ましいと考えます。

僧帽筋の特徴

筋肉名・筋肉が起点する骨・筋肉が終点する骨・筋肉を動かす神経、この4つは筋肉について語るならば最低限セットとなるものです。この中で一般の方に最も蔑ろにされがちなのが「支配神経」です。僧帽筋は、副神経という脳神経の一つによって硬さを調節されている筋肉です。通常は、脳神経ではなく脊髄神経という背骨の中から分岐した神経が筋肉の硬さを調節しています。しかし、首から下の中で「僧帽筋と胸鎖乳突筋だけ」が、(厳密には脊髄神経がまた脳に戻ってから)脳からダイレクトに硬さを調節されています。

僧帽筋が硬くなる理由(姿勢編)

他の筋肉同様に「起点となる骨(膜や靭帯)」と「終点となる骨」の位置関係が離れれば、筋肉は引っ張られて硬くなります。(こります)

起点となる部分:後頭骨・項靭帯・第7頸椎から第12胸椎の棘突起

終点となる部分:鎖骨外側1/3・肩甲骨肩峰と肩甲棘

僧帽筋は↑に存在しているので、「この両者が離れる姿勢」=「猫背・巻き肩」になると硬くなるのは、他の筋肉同様に力学的に決まっているので特段不思議なことではありません。

僧帽筋が硬くなる理由(神経編)

脳は下部にあるものほど上部の影響を受けます。僧帽筋の副神経は延髄という脳の中では最下層に存在しています。従って、大脳皮質(脳の最上層)や大脳辺縁系という部分の影響を受けやすい為に、(凄く簡単に言うと)思考とか感情やホルモン・自律神経の影響を受けることになります。更に言うと、大脳は企業で言うと「最高経営責任者」なので部下(大脳より下位の手足含むほぼ全て)の働きから得たデータを基に判断を下し、部下に命令を下す部分なので、いかに「大脳にとってポジティブな情報を届けるか」が現実的に出来ることです。

神経的な肩こりに運動は有効なのか?

「大脳にとってポジティブな情報」には、運動(関節・筋肉を動かす)することが最も簡易的です。理由は、体を物理的に動かすことは「どんな感情であっても半強制的に脳にとってポジティブな情報を普段よりは脳に届けることが出来るから」です。ストレスや悩みを減らす、ホルモンや自律神経を思考で変える事よりも遥かに体を動かす方が私は簡単で現実的だと考えています。よくある落とし穴としては、「運動をやったか否か」ではなくて、「肩こりに反映される位にしているのか否か」です。感情的に十分か不十分か、運動が好きか嫌いかという話ではありません。

僧帽筋の硬さ(肩こり)に対する矜持整骨院の方針

当院の方針として、上記の事をお伝えしますが、あとは患者様のご決断を尊重します。運動嫌いな方に無理強いは出来ないし、嫌いなことを我慢してまで送る人生を幸せとは私は考えていないからです。ただ、「ご本人が求めるレベルによっては感情論は置いておいて、しなくてはならないことがあるのは事実」だと考えています。

矜持整骨院
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