院長の整体新書 – 整体ブログ –

走っている最中や走った後の股関節・膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎・大転子滑液包炎)

  • スポーツ障害

✅走っていると股関節の外側が痛くなる。

✅走っていると膝の外側が痛くなる。

✅走り終えると股関節の外側が痛くなる。

✅走り終えると膝の外側が痛くなる。

このような方は、【大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん)】【腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)】の可能性があります。

今回は、この2つについての記事になります。

この記事は約2分で読み終えることが出来ます。

大転子滑液包炎はどこが痛いのか?

大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん)は、以下の図のように股関節の外側に痛みが出ます。

多くの場合には、この部分を押すと痛みがあり、肌を直接触ると周囲の部分に比べて熱感があります。

大転子滑液包炎と腸脛靭帯炎で痛む場所を示した図

腸脛靭帯炎はどこが痛いのか?

腸脛靭帯炎とは、以下の図のように膝の外側に痛みが出ます。

こちらも多くの場合に、痛む部分と周囲の部分を比較すると熱感があります。

大腿筋膜張筋・腸脛靭帯と腸脛靭帯炎の位置関係の図

大転子滑液包炎・腸脛靭帯炎は治るのか?

端的に言うと治ります。

走ることが好きな方、日課にされている方に多い疾患の為に多くの患者様の気掛かりは『休まなければいけないのか』という点だと思います。

【休まなければ・休んだ方が良い時期は確かに存在します】

しかしながら、

【ただ休んでいるだけでは、走り出したら痛みが再発し、話が前に進みません】

・問題を正しく理解

・問題を正しく対処

・問題を確実に改善

この3点にご留意頂ければ、【ただ治る】だけでなく【再発を防ぐことも可能】になります。

大転子滑液包炎・腸脛靭帯炎は、なぜ起こるのか?

走る量×走り方によって、負担が許容量を超えると起こります。

走り方には、

①単純なフォームの問題

②靴底やインソールの劣化など道具の問題

③体の歪みによる構造上の問題

があります。

つまり、走る量がどれだけ多かろうとならない人はなりません。

逆に、走る量が少なくてもなってしまう人はなってしまう訳です。

つまり、【ただ、休むだけ】というのは今後も走りたいという希望をお持ちの方にとっては得策とは言えません。

①~③の優先順位ですが、裸足で、尚且つ静止状態で歪んでいる場合には、靴を履いても、走る動作をしても当然ながら歪んでいます。

静止状態で出来ていないことが、より難易度の上がる動作を伴う走り動作で出来るとは考え難く、裸足で傾いている場合にインソールや靴の傾斜を正しく選択しないと傾きを助長してしまう可能性があります。

まず、③体の歪みによる構造上の問題を解決した後に①フォームの見直し、②靴底やインソールの劣化など道具の問題は①と並行して行うようにすることをお勧め致します。

大転子滑液包炎と腸脛靭帯炎を引き起こすのは、【大腿筋膜張筋・腸脛靭帯】に何かしらの問題が起こる為です。

大腿筋膜張筋・腸脛靭帯の両者は、名称が分かれていますが、繋がっている組織です。

また、腸脛靭帯は靭帯という名前ですが筋肉とご理解頂いて差し支えありません。

大腿筋膜張筋・腸脛靭帯 は、骨盤からすねの骨までかけて存在しています。

従って、

・骨盤のズレ

・すねのズレ

(・骨盤のズレを引き起こす他の部分の問題)

(・すねのズレを引き起こす他の部分の問題)

が、この両者の問題には関係しています。

<正面像>

大腿筋膜張筋・腸脛靭帯と腸脛靭帯炎の位置関係の図

<側面像>

大腿筋膜張筋・腸脛靭帯の位置を横から見た図

大転子滑液包炎・腸脛靭帯炎を引き起こす骨盤のズレとは?

これは一例ですが、以下の様に骨盤が右方向にズレてしまった場合。

骨盤がズレた際の大腿筋膜張筋・腸脛靭帯と大転子滑液包の位置関係の図

・右足を上にして足を組むことが多い。

・左を向きながら座ることが多い。

・足を左に流して横座り多い。

こういった方は、骨盤がこのような形を呈していることがあります。

すると、下図のように太ももの出っ張り部分(大転子と言います)と腸脛靭帯が擦れることになります。

出っ張り部分と腸脛靭帯の間の摩擦を防ぐために【大転子滑液包】という緩衝材が存在しています。

この緩衝材部分に負担が掛かりすぎると【大転子滑液包炎】が発症します。

前述の通り、骨盤のズレがあるから骨盤を正せばよいという訳ではなりません。

もしかしたら、腰や背中、首の問題でこの骨盤のズレになっているかもしれないということを忘れないようにして下さい。

大転子滑液包炎・腸脛靭帯炎を引き起こす脛のズレとは?

これも一例ですが、以下のように脛が内側に傾く【O脚】の場合。

すねの外側についている腸脛靭帯が【より引っ張られる】ことになります。

すると、そこでも太ももの出っ張りと腸脛靭帯が擦れることになります。

この部分に負担が掛かり過ぎると【腸脛靭帯炎】が発症します。

すねがズレた際の大腿筋膜張筋・腸脛靭帯と大転子滑液包の位置関係の図

こちらも前述の通り、すねのズレがあるからすねを正せばよいという訳ではなりません。

もしかしたら、腰や太もも、足首・足先の問題によって、この様なすねのズレになっているかもしれないということを忘れないようにして下さい。

冒頭にも述べたように、大転子滑液包炎や腸脛靭帯炎になられる方の多くは、走ることが好きであったり、走ることを休みたくない方が多いと思います。

大転子滑液包炎や腸脛靭帯炎を早く良くする為には、無駄な事や余計な事をして、改善が更に遅れるようなことはあってはなりません。

是非、この記事をお読みのあなたには大転子滑液包炎や腸脛靭帯炎を安易に考えたり、過度に悲観するのではなくて、【正しい事を正しく行えば良くなるんだ】ということをご理解頂けたら嬉しく思います。

矜持整骨院
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