院長の整体新書 – 整体ブログ –

整体と自律神経の働き

  • 整体

先日、テレビを見ていたら入浴方法について取り上げられていました。
「疲れをとる為には、熱いお湯ではなくぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにしましょう」という内容です。
「熱いお湯だと、スッキリするけど逆に疲れてしまう可能性があります」とも言っていました。
実はこれ、整体での治療にも言えることなのです。

詳しく述べる前に・・・
体には「自律神経」という神経があります。
字の通り「自ら律している神経」です。
例えば、心臓の動くスピードを調節したり、全身の血流を調節したり・・・と普段、私達が「無意識に」行っている様な役割を担う神経です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の二種類があります。
相反する働きをしていて、その局面局面でお互いに優劣をつけることで体の働きを調節しています。
体は、リラックスしている時には副交感神経という神経が優位になります。
逆に、大事なプレゼンや試合前、慣れない環境下では交感神経が優位になります。
「傷を癒す」という観点からみると、このどちらの神経が優位な方が良いと思いますか??

前者ですよね!!
疲れを取るのも当然、「副交感神経が優位」な時です。
冒頭のお風呂の話では、ぬるま湯だと副交感神経。
熱いお湯では、交感神経が優位になることが想像されます。
その反面、気が張っている時には痛みや不調を「一時的に」忘れられた経験はありませんか??
これは、所謂「アドレナリンが出ている状態」交感神経が優位な状態です。

整体の話に戻します。
整体で強い刺激を入れると、副交感神経、交感神経のどちらが優位になると思いますか??

正解は、「交感神経」です。
だから、一時的な鎮痛効果が得られる事もあります。
しかし、「傷を癒す」のは副交感神経が優位な時です。
ここで、感覚と現実のギャップが生じます。
これは好みの問題ですが、強い刺激の方が「治療を受けた満足感」が得られる方がいます。
凝っている自覚がある部分を押してもらったり、痛い部分を治療してもらう事で、これを感じる方もいます。

しかし、もう一度整理して下さい。
「傷を癒す」のは副交感神経が優位の時です。
「その場しのぎの治療ではなく、原因から正したい」
当院のカラーもありますが、この様な意識の高い患者様は増えている印象があります。
しかし、誤解されていると感じる場合もあります。

「整体だから原因から正せる」「マッサージではその場しのぎ」という訳ではないのです。
同じ方法でも、提供側が何をどれだけ考えて施すかで決して小さくない違いが生じます。
そして、それには「あなた自身のご理解」が不可欠でもあります。
今まで、一時的にスッキリする方法で長年やってきた。
しかし、結果的には自覚症状は変わらなかった。
原因から正す治療の必要性を感じ、行動に移した。
けど、一時的なスッキリ感が無いからとスグに元の方法に戻してしまった。
これは実際によくある話です。
何を選ぶか、何が正しいのかは各患者様によって異なるハズです。
各々事情が異なるので、一時的なスッキリ感を選択する人がいても尊重すべきだと私自身は思います。
しかし、「感覚をねじ伏せるには頭で理解しなければ不可能」だとも思います。
ご自分が何を望み、どうなりたいのか?
あなたの体が、どの方向に進むかはあなた自身の決断次第です。
体は一生付き合うものなのです。

症状を先延ばしにしてきた方の整体

私達の体は「悪い部分」を「良い部分」で賄うことが出来ます。
体は、「関節」で動くのですが特に関節おいては著明です。
股関節が硬くても、腰で賄えば前屈が指先が地面に着きます。
腰が硬くても、股関節で賄えば指先が地面に着きます。
肩が硬く、腕が上がらなくても腰を反らせば上がります。
肩が硬くても、体を傾ける事で腕が上ります。
この様な事は多くの場合、私達にとっては「利点」です。
一か所悪くなっただけで、生活が成り立たなくなってしまうようでは困ります。
しかし、利点と欠点は表裏一体でもあります。
賄えてしまうが故に、「問題に気が付かない」ことも多々あります。
そして、それは加齢などに伴い、後に「自覚症状」として、離れられない事実として自らに降りかかってきます。
従って、理想は「痛いから整体を受ける」「辛いから整体を受ける」ということではないのです。
定年後に好きな事が出来るように、いつまでも自分の力で生活が出来るように・・・
痛くない頃から準備が必要です。
この仕事をしていると自分よりも人生の先輩方と接する機会が多くなります。
「時間は出来ても、体が効かない為に好きな事が出来ない」
ご年配の方々が良く口にする言葉です。
「予防」に時間やお金を費やす事は簡単ではありません。
「先延ばしにする」のは、極自然なことかもしれません。
しかし、将来のご自分の体の正しい認識が出来れば危機感を覚える方はいるハズです。
そういった方々の為にも「知らなっかった」という方が一人でも少なくなって欲しいと思います。
是非、あなたはもちろんですが、あなたの周囲の方でも体の不調を先延ばしにしている方がいましたら今からでも遅くない事を教えてあげて下さい。
「症状が何もない」のが普通です。
ただし毎年、年齢を重ねていく以上「普通を維持すること」は結構大変です。
まずは、悪化を食い止めること。
そして、症状を良くすること。
これらが、とても重要なのです。

痛い時には、冷やすべきか温めるべきか

夜間や休日など、どこかで診てもらいたくても致し方ない時ってありますよね??
しかし、あなたもお分かりの通り「早期に手を打つ」事は痛みを良くするうえで非常に重要です。
今回は、そんな時に冷やすべきなのか、温めるべきなのか?についてです。

お子様からご年配の方まで、全ての年代の方に大して使えます。
まず、「痛み」には二種類あります。
「原因が明確な痛み」と「原因が不明瞭な痛み」です。

原因が明確な痛みの代表例は
捻った、違えた、ぶつけた、打ったなどです。

原因が不明瞭な痛みの代表例は、
パソコンをしていたらいつの間にか・・・
同じ姿勢を取っていたら徐々に・・・
というようなものです。

ご自分で判断される場合には、ココの見極めが全てです。
「ん〜、何かやったっけ?」
と記憶を辿らなければ出てこない場合は、大抵後者です。
「原因が明確な痛み」に対しては「温めない」と「冷やす」ことです。

ハッキリ分からなければ、「温めない」
自信があれば、冷やして下さい。
逆のことをすると、状態が悪化して自覚症状が増します。
従って、一か八かで行うことはお勧め出来ません。

「原因が不明瞭な痛み」は「冷やさない」ことです。
多くの場合に推奨されている「温める」は「一時的な効果」しか得られません。
真冬や真夏の冷房など「明らかに」冷えてから痛い・・・
という場合には「温める」事をお勧めします。

それ以外の場合も、温めれば軽減する事は多々あります。
しかし、明らかに冷えてもいないのに、温めなければならない程に痛みが出ていること自体が問題です。
温めることよりも治療を開始する事をお勧め致します。

尚、当院では上記の原因の有無以外にも「触診」「視診」などを含めて「総合的に判断します」
是非、いつ起こり得るか分からない痛みの為に、覚えておいて頂けたら幸いです。

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