院長の整体新書 – 整体ブログ –

足首の捻挫が引き起こす後遺症

  • スポーツ障害

先日、休暇を利用して帰省している地元で父が裏方を務める少年サッカーの練習を見に行きました。

私が卒業して、20年。

良し悪しは別として、時代と共に根性論一辺倒の指導から,より技術的な指導によって

「今の小学生は上手いなー・・・」

「この子達の中から将来、サッカーで進学したり生活していく子が出てくるかもしれないんだよなー・・・」

見方によってはたかだか習い事のサッカーかもしれないけど、未来ある子供達の貴重な時間を費やしているんだから指導者って本当に責任重大だなと思いました。

通院によって私自身の人生が変わった様に、症状の大小や患者様の年代は様々だですが、いつまでも謙虚に奢らず治療家としても人間としても、更に精進しなくては!!と気合いを新たにしました。

そんな中、ある一人の子供(六年生)に目が行きました。

走る際に、右の足首だけ動きが悪い。

私「右足、くじいたことあるよね??」

私「いつ??」

子供「四年生の時」

検査したところ自然治癒不可能な問題があったので、その場で手を施しました。

足を引きずっていたりする訳では無いし、サッカーを始める以前の事なので体の専門家ではない父や指導者の方々が気付くことはほぼ不可能です。

私からの突然の質問に驚いた様でしたが、しばらくしてから「こうやると痛かったんです」と向こうから話し掛けて来てくれました。

今回は足首のケガが引き起こす、知識がある専門家でないと見落としてしまう問題についてです。

足首の異常に気が付くためには

私は、資格を取って白衣を着るようになって6年間ほど「治療家としての経験」によって多くの事が見え、多くの事が出来るようになるものだと思っていました。

「大事なのは経験じゃない。」

「大事なのは解剖学や生理学、運動学などの基礎医学」

身を以て、薄々感じていた私に尊敬する先生が言ってくれました。

体の異常に気が付くためには、「知識」が不可欠です。

なぜなら、「正常」を知らなくては異常は分からないからです。

従って、理想を言うと「異常が分かる専門家」が診る事が理想です。

しかしながら、専門家に依頼するかどうかは「専門家ではないあなた」の決断に委ねられています。

今回あなたには、足首のケガが及ぼす悪影響と専門家が診ることの重要性をご理解頂けたらと思います。

正常な足首の動きと役割

※つま先を足裏の側へ曲げることを「底屈」と言います。
※つま先を足の背面側へ曲げることを「背屈」と言います。

かなり大雑把に歩く際の片足だけの動きを述べると、着地したら今度は蹴りだし、蹴り出したら着地・・・という動作を繰り返していくことになります。

着地の際に足に求められるのは「クッション性」です。

そして、蹴り出しの際に足に求められるのは「剛性」です。

蹴り出しの時に足が”ぐにゃぐにゃ”していたのではうまく蹴り出すことが出来ず、足を前に運ぶ効率が悪くなります。

この蹴り出しの時の「剛性」に必要なのが「足首の背屈」です。

足首の背屈に硬さがあると地面をうまく「掴む」「蹴る」事が出来ません。

今回のサッカーで言うと軸足になる際に体重が上手く乗らないので球速や威力、コントロールにも支障を来たす事が考えられます。

どうして足首が硬くなってしまうのか?

一番の原因は、「足首の捻挫」です。

余談ではありますが、「足首の靭帯を傷めた」というのと「足首の捻挫」は医学的には同じことを指しています。

捻挫だと軽くて、靭帯損傷だと重傷のように思われている場合もありますが、同じことです。

捻挫とは、靭帯や関節包を傷めてしまったことを指しています。

靭帯や関節包の役割の一つに「関節の動きを制限する」ことがあります。

例外的に靭帯や関節包に改善不能な問題がある場合には「筋肉をつけて、関節を安定させる」場合があります。

しかしながら、あくまでも関節の動きを制限し安定させているのは靭帯です。

捻挫によってその安定性が損なわれると、関節の安定性が失われて関節に「ズレ」が生じやすくなってしまいます。

捻挫だからと軽視してしまったり、治療がうまくいかなかった場合には、このズレが残存し足首の正しい動きを阻害します。

足首の捻挫の後遺症が引き起こす弊害

足首を捻挫した際には、捻り方によって傷む靭帯の場所・名称が変わります。

最も多いのが、外くるぶし側の靭帯を傷めてしまうものです。

この際に外くるぶしと足とを結んでいる靭帯が傷む為に外くるぶしの位置に異常が生じやすくなります。

外くるぶしは腓骨という骨の一部で、腓骨は外くるぶし~膝下まであります。

つまり、外くるぶしの位置に異常が生じるという事は、すねにも異常を来たす事にもなります。

そして、すねは太ももと共に「膝の関節」を形成します。

従って、すねに異常があると太ももとの関係性にも問題が起こります。

「階段の登りで痛みが出る」

「膝の裏側に痛みがある」

上記の様な問題があると、一部には過ぎませんが、将来的にはこのような膝の症状が現れることが予想されます。

後遺症を残さずに足首の捻挫を治すには

何よりも大事なことは、正しい知識を持つことです。

足首の捻挫には、痛みの他に今回お伝えしたような問題を伴う事が多くあります。

「痛みが無くなったから良いか・・・」

と適切な期間を待たずに無理をしてしまうことは、最も避けなくてはなりません。

しかしながら、『無理をせずに一定期間足首の安静を保てたとしても』足首のズレの問題は回避できない場合もあります。

その場合には、適切な時期に専門家の手でズレを正す必要があると考えます。

既に、固まってしまっている場合には運動前などに「習慣的に」必要なエクササイズを行う事が望ましいと考えます。

僅か、”数度”足首が反らない(背屈出来ない)だけでスポーツをするうえでは、決して少なくない損をしている場合があります。

是非、あなたはもちろんあなたのお子さん、身の回りの方で思い当たる方がいましたら参考にして頂けたら嬉しく思います。

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