院長の整体新書 – 整体ブログ –

カイロ

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私は、21歳で柔道整復師国家資格を取りました。

柔道整復師とは、「ケガ」を診る為の資格であり、実技試験では手足のケガや鎖骨のケガしか(現実的には)求められていません。

つまり、多くの方がイメージしているような「肩こり」「腰痛」「体の歪みを正す」「マッサージ」などが提供出来るという資格ではありません。

私も24歳までカイロプラ”クティック”なのか、カイロプラ”ティック”なのかも知らなかったし興味もありませんでした。

私のカイロプラクティックとの出会いは、たまたま新規開院の整骨院院長の求人に申し込んだら採用になり、ほぼ何の打ち合わせもないまま開院直前に整骨院の看板をみたら「カイロプラクティック」の文字が既に書いてあった事が始まりです。

実際に開院してみたものの、カイロプラクティックについての説明も指導も皆無だった為、カイロプラクティックについて患者様から聞かれたらどうしよう・・・という不安な毎日。

肩こりや腰痛、神経痛など「柔道整復師では習わない症状」に対して何も出来ないことを実感した私は、様々な手法を学び出す中で心に引っかかっていたカイロプラクティックを学ぶ為に休日を利用して様々なセミナーや勉強会に行き出すことにしました。

そんなカイロプラクティック業界の右も左も分からなかった私が約8年かけて書籍、1dayセミナーから数年に及ぶ勉強会への参加を重ねてやっと最近、カイロプラクティックについて色々な事が分かってきました。

そんな無知だった私が学んできたからこそお伝え出来る、カイロプラクティックについてです。

カイロプラクティックって何??

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まず初めに、カイロプラクティックが生まれたきっかけについて知って頂いた方が、理解しやすいと思います。

難聴の方に対して、骨の出っ張りを押したら、難聴が回復した

これが、カイロプラクティックの始まりだと言われています。

カイロプラクティックを知らない方はもちろんですが、カイロプラクティックを受けた事がある方の大半も

「ズレやゆがみ、姿勢を治すもの」

「肩こりや腰痛を治すもの」

という様に理解されています。

そして、これは当時言われるがまま「カイロプラクティック」と看板に書いてある整骨院で雇われ院長をしていた私も含めて、多くの整骨院や整体院の先生でも理解に大差はありません。

しかし、違うのです。

難聴にも様々な原因がありますが、二つに大別する事が出来ます。

鼓膜が破れているとか、脳に伝える神経が切れているというような「構造的に何かが傷んでいる」場合。

もう一つが、耳自体は健康で音もキャッチできているけど脳でそれを自覚出来ない。

音を耳から脳まで伝える神経の働きが悪いというような「何も傷んでいないけど機能的な不具合」の場合。

骨を押して難聴が回復したことから推測すると先程の難聴の方は後者だったと考えられます。

骨を押しても「神経は繋がらない」「鼓膜の傷も治らない」からです。

カイロプラクティックでは、このような「機能的な異常・不具合」を「サブラクゼーション」と言います。

つまり、カイロプラクティックとは、「サブラクゼーションを取り除くもの」です。

その結果、得られる効果の”一部”として

・姿勢や歪みがよくなる
・肩こり・腰痛が改善される

とご理解下さい。

カイロプラクティックには種類がある

この違いが分からないと「同じカイロプラクティック」に通院しても全く違う印象を受けます。

また、当然ですが効果も異なりますので注意が必要です。

カイロプラクティックは

「考え方による違い」によって

①必要最小限の矯正で、筋肉などにはほとんど触れない。
②筋肉をやったり、鍼をしたりあらゆる手法と合わせて使う。

二種類に大別されます。

本場アメリカでの出身大学の違い、日本で習った際にどの大学を出た先生に習ったかで大きく分かれます。

例えとして正しいかわかりませんが、個人的な感じ方では、①がコアで、②がポップという印象です。

当院では、鍼灸資格を持たない為に鍼は使いませんが患者様の状態に合わせて行う為、明確にどちらとは言えません。

あくまでも、私が学んで実際に患者様に用いた感想としては、①の方が患者様のお役に立てる事が多いと実感しています。

カイロプラクティックのテクニック・手法は1つじゃない

カイロプラクティックには、200種類位のテクニックがあると言われています。

私も全てを把握はしていませんが、今日に日本で使われているテクニックはその内の一部(約20種類位)でしょうか。

用いるテクニックによって、一言にカイロプラクティックと言っても全く異なります。

「車」に例えると分かりやすい??かもしれません。

「車」と一言に言っても軽自動車から大きい車、用途も装備も様々ですよね!?

カイロプラクティックのテクニックも似たようなものだとご理解下さい。

名称は覚える必要がありませんが、参考までに当院で用いているテクニックを挙げます。

・ガンステッドテクニック

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・トムソンテクニック

トムソン写真
・ディバーシファイドテクニック

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・ピアーズテクニック

今日の日本で行われている「所謂、ボキボキ鳴らす」カイロプラクティックのほぼ大半は、ディバーシファイドテクニックを用いています。

近年、整骨院で導入する事が増えているのが、専用のベッドを用いて「ガシャガシャ」とベッドから音がするトムソンテクニックです。

カイロプラクティックの中で最も習得が難しく、効果が期待できるテクニックがガンステッドテクニックと言われています。

一般的なディバーシファイドテクニックが、「二次元」で体を診て矯正するのに比べて、ガンステッドテクニックは「三次元」で行います。

大は小を兼ねるという意味でも、ガンステッドテクニックの価値は大きいと個人的には考えています。

より緻密な分だけ、レントゲン写真や特殊な検査機器を用いて矯正部分を決める事も特徴的です。

当院では、これらのテクニックを「あなたの体の状態に合わせて使い分けています」。

日本特有のカイロプラクティック事情

カイロプラクティックは欧米諸国では、資格を得なければ行う事が出来ないものです。

しかし、日本では資格自体が存在しない為に悪く言うと無法地帯です。

1dayセミナーや学校を卒業すると免状をくれる事が大半ですが、それは公的には何の意味も成しません。

だから、誰でも名乗り提供する事が出来ます。

私が約8年学んできて感じた率直な感想は、「私はただ、運が良かった」という事です。

カイロプラクティックは、アメリカでは医学部以上の単位をとらなければ資格が取れないような高度なものです。

自分で勉強する事はもちろんですが、

・教えて下さる先生
・練習に付き合って下さる同業者の先生

のレベル・熱意に大いに左右されるからです。

また、カイロプラクティックを患者様相手に実践する場にも恵まれていました。

約8年、学んできた中では

「カイロプラクティックなんて効果ない」

「こんなので患者様が満足するのかよ」

「まぁ、やらないよりは治り早いかも・・・」

こう言って、違う方面に行かれた方も全く珍しくありません。

偉そうな事を言っている私も、学び始めて3・4年は「そうではないハズ!!」と自分に言い聞かせていただけかもしれません。

なぜ、こんな事を言うのかというと、そういう方々が

「カイロプラクティックは危険」

「カイロプラクティックでは、治りません」

「ボキボキよりもソフトな治療で・・・」

というような事を謳っている場合が多いからです。

あなたにご理解頂きたいのは、

真剣に提供している人間がいること、

それで良くなっている方がいる、

ということです。

あなたがカイロプラクティックで良くなるかは現時点では分かりません。

でも、そういった意見で選択肢からカイロプラクティックを外してしまう事は残念に思います。

是非、カイロプラクティックについて少しでもご理解頂けたら、カイロプラクティックの価値をご理解頂けたら非常に幸せです。

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