院長の整体新書 – 整体ブログ –

筋肉・関節の症状と状態は一致しない!?

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私達は、風邪で熱が出ても、擦り傷が出来ても時間の経過と共に勝手に治りますよね??
これは、間違いなく誰しも経験したことがあると思います。
これは、自然治癒力と言われるように「無意識に治してくれる仕組み」が体にあるからです。

痛み・症状と「体の状態」は一致しない

しかしながら、整体・整骨院で診させて頂く症状の大半は擦り傷の様に「外から見えるものではありません」。

また、体温計で計れる熱のように「客観的に判断」が出来る症状でないことの方が大半です。

「張り感」「突っ張り感」「痛み」「重だるさ」・・・全てあなたの「主観」的な症状です。

極論を言えば、「体の異常の有無に関わらず」あなたが症状を感じれば「悪い」、症状を感じなければ「良い」とされてしまいがちです。

しかしながら、それでは自覚症状のみを追いかける「対症療法」に過ぎず一時的な改善にしか過ぎない場合も多々経験します。

痛みは異常を知らせる警報機の役割を果たしていますが、警報機としての役割を「過信」してしまう事は危険でもあります。

代表的なものが、他分野ではありますが虫歯や悪性腫瘍などです。

どちらも一定以上進行しなくては、自覚症状として現れません。

今回は、そんな自覚症状と状態の関係についてです。

なぜ、症状がでるのか?

多くの症状は「偶然」ではなくお体の状態により「必然」的に出ていることをご理解下さい。

年齢的なものとされている多くの症状も一概に「加齢」のせいではなく「誤った状態を長年続けていた」事が原因である事が大半です。

「急いでいて、足の指をぶつけた・・・」

「急な段差で、足を挫いた・・・」

「信号待ちをしていて、不意に追突された・・・」

こういったことによるケガは偶然だと考えます。

偶然を防ぐことは難しいでしょう。

しかし、必然には予防策や改善策を講じる事が可能だと考えます。

従って、骨や関節、筋肉や神経といった解剖学、それらがどのような役割・働きをしているのかといった生理学や運動学といったものをベースに考える必要があります。

くれぐれも、世間の流行や上記のベースを無視した経験則、感覚といったもので判断出来るものでは無いということをご理解下さい。

張り感・突っ張り感・痛み・重だるさを感じる多くの場合に、体には「何かしらの機能異常」が存在しています。

体は、一つずつの骨・関節・筋肉・神経が正常だったとしてもそれらに協調性が欠けていては意味を成しません。

なぜなら、生活をするうえで単一の骨・関節・筋肉・神経のみを働かせる場面など皆無だからです。

例えば、首を左右に振り向かせる動きの大半は、7つある頸椎の内の一部分で行われています。

しかし、だからといって他の部分が何もしていない訳ではありません。

それぞれの部分によって「役割分担の割合は異なる」けど、一端を担っていることに変わりはありません。

外から見たらただ「首全体が動いているように見えます」。

しかし、皮膚の下ではそうではありません。

首を左右に振り向かせる際には、首の他にも肩甲骨・鎖骨といった部分も動いています。

動作の種類によってそれぞれの部分の役割分担の”割合”が変わります。

お互いが「持ちつ持たれつの関係性」で体は成り立っているのです。

その一部分が不具合を起こすと「機能異常」を引き起こす事に繋がります。

機能異常は自分で分かるの??

結論から言うと、ほぼ「分かりません」。

なぜなら、体には「補い合う」機能があるからです。

自力で動かすことを「自動運動」、他力で動かすことを「他動運動」と言います。

自動運動で動かした場合には、不具合を起こした部分を補い合う事が自然と起きてしまう場面が多々あります。

従って、専門家の手によって他動運動で、もしくは限局した自動運動で調べる必要があります。

具体的には、腕を挙げる動きの際に背中を必要以上に反らせたりする方がいます。

これは、本来の役割分担が破綻している為の代償によるものです。

この場合に、背中を反らさない様に専門家が手を当てた状況で同じ動作をして頂くと、満足に腕が挙げられない方もいます。

こういった場合、ご自分では「腕が挙がっている」と自覚しています。

しかし、厳密には「挙げられる、都合の良い状況を自ら作り出している」に過ぎないのです。

機能異常の弊害

機能異常の有無に関わらず「自覚が無いならばいいじゃないか」という意見もあるでしょう。

しかし、一度確認して頂きたいのは、あくまでも「機能異常が無いのが普通」だという大前提の存在です。

繰り返し述べているように体の各部分は「持ちつ持たれつの関係性」で成り立っています。

「持つだけ」「持たれるだけ」の関係性になってしまう本来の関係性が破綻してしまいます。

破綻しているにも関わらず「自分では肩が挙がっていると自覚している場合」、それを補っている腰や背中はどうなるのでしょうか?

普通に生活しているだけでも、通常の場合と比べて酷使している事になります。

当然、腰や背中の筋肉は疲労が蓄積し、筋肉は硬くなるでしょう。

その分だけ温度変化や環境の変化に対応できず、ぎっくり腰やぎっくり背中の発症原因にもなるでしょう。

また、不自然な動きを強いられた肩では、筋肉や腱を傷めてしまい二次的な問題が生じる可能性もあります。

人によってはこの状態を「四十肩・五十肩は繰り返す」「四十肩・五十肩は反対側に移動する」という場合もあります。

現実にはそんな迷信のような理由で四十肩・五十肩を繰り返したりしません。

何かしらの理由を見逃しているに過ぎないと考えます。

「自分で治した!」は要注意

機能異常が問題なのはご理解頂けたと思いますが、それをご自分で判断出来ないと受診に結びつきません。

知識として持っていても、受診し専門家の判断・治療を受けなくては、状態は何も変わらず結果的に意味は無いと考えます。

そこで、ご自分で「私には機能異常があるのだろうか・・・」と疑うべきかどうかの見分け方があります。

「しばらく痛かったのに、勝手に良くなった」

「自分で運動やストレッチをして治した」

という経験があるかどうかです。

こういった場合の多くは、健康な部分で悪い部分を補う「代償作用」で痛みが沈静化している事が多いです。

冒頭に述べた通り、「痛い→ダメ」「痛くない→良い」ではないのです。

「なぜ、痛いのか?」はもちろん「なぜ、痛くなくなったのか?」も非常に重要です。

なぜなら、それが次の症状への引き金になり得るからです。

痛みの原因によっては、経過観察が最良の場合もあります。

それならそれで、経過観察をすれば良いと考えます。

※大半は、経過観察をするうえでもひと工夫・治療によるひと手間が重要です。

しかし、「症状が出て必然」とも言える状態の改善をせず、時間が経過する事は経過観察では無く放置です。

どれだけ健康意識が強く、改善意欲が高くても知らない事には行動に移せません。

「知ってさえいれば、もっと早くに手を打てたのに・・・」という方が多いのが現状です。

こういった方を一人でも減らしたいと願っております。

こじらせてしまった状態、症状は改善させるうえで、時間を要します。

また、患者様・治療をする側にも相応の苦労が必要です。

患者様・治療をさせて頂く側の双方にとって、何一つメリットは無いと感じます。

是非、あなたはもちろんあなたのご家族やご友人で思い当たる方がいましたら参考にして頂けたら非常に嬉しいです。

矜持整骨院

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平日)7時~11時 17時~21時
土曜)7時~14時
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